〜卒業をひかえての歌集から〜
本校では、卒業の季節が近づいてくると 三年生の国語の授業で短歌をつくります。
そうして各クラス、全員が二首を載せた歌集を製本します。
なお、二首のうちひとつは、橘曙見の歌にならって、
「たのしみは・・・・・・」で始まります。
では、その二冊の歌集から作者名を伏せていくつか紹介してみます。
まず、高岡高校を詠んだうれしい一首。
「思い出が たくさんあって うれしいな 離れたくない高岡高校」
つぎに、授業とクラブ活動。
「午後からの 必死の授業 いたずらに あたたかな日差しねむけを誘う」
「授業中 まじめにやってる 僕の目に じわじわとくる眠気がさそう」
だれしも体験するだろう状況を詠んだふたつの短歌を揚げましたが、
でもつぎのようなひたむきな歌もあります。
「へたくその 上級者への 道のりは 自分がへたさを知りて一歩目」
「たのしみは 相手のゴール めざしつつ 仲間とともにボール追う時」
放課後のスケッチを見てみましょう。
「たのしみは 学校帰りに 店に寄り おもしろそうな本探すとき」
「たのしみは 椿咲く道 ゆっくりと 歩いて帰る景色見る時」
「たのしみは 夢のなかでの 自分の姿 大人の女になっていた時」
いろんなことがあった高校生活。家庭の支えが貴重です。
「聞き飽きる ことなくひびく 母の声『自分の行動、責任持て!』と」
そしてこれからの人生への期待。
「たのしみは 今はわからぬ 大学の キャンパスライフかんがえるとき」
「春風に 勇気づけられ 巣立つヒナ 未来に向かへ卒業生」