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元気ハツラツ!! Tosaminami Junior High School




初任者研修 INTERNship for Beginning teachers

 2014年度に、週に2回、拠点校指導教員として角教諭が来校し、初任者教員への指導・助言を行っていただきました。初任者教員へのこの助言には、教員としての原点に対する考え方が含まれており、私たち教員全員への助言ととらえなおすことが必要だと考えます。その助言から「授業づくりのポイント」をいただいていましたので、掲載しています。


No.15(最終回) 初心を忘れずにいること(初任者も中堅教員も)

 初任者への指導が本日最終日となり、2人の初任者は、他校の仲間の授業における情報交換や授業の協議で大きな学びがあったと総括していました。また、勤務校においては、授業はもとより、行事など様々な場面で指導や支援をいただいたことで、この一年間、大きく成長したことを実感しています。指導する立場の私たちも初任者の姿から基本(初心)を振り返るよい機会になったと考えています。
 研修は終わっても、初任者研修のしおりである「子どもと生きる」を活用し、さらに授業改善をすすめてほしいと願っています。 [2015-3-17]


No.14 生徒も教師も「関わり」の中で育つ

 2人の初任者は、それぞれ3年生の数学・理科の授業を担当してきましたが、本日が3年生への最後の授業でした。一昨日の公立高等学校の学力検査問題を活用した振り返りと、論理的思考を伴う課題を用いたグループ学習を行いました。初任者から生徒たちへ、本質を見抜く力をつけてほしいという思いを伝えました。最後には生徒たちから感謝の気持ちが書かれた色紙が初任者に贈られていました。生徒たちは初任者の教員との関わりの中で育ち、また初任者自身は組織の中での関わりで成長した姿を見て、関わることの大切さを学びました。 [2015-3-6]


No.13 指示は「具体的に」「短い言葉」で明確に行うこと

 No.09に記した土佐南中学校区小中連携推進協議会の第3回推進協議会が行われ、初任者2名がそれぞれ所属している「授業研究部」「学力向上部」で本年度の総括を行いました。初任者からは、小学校の授業参観により中学校への接続の大切さが分かったことや、2つの校区内小学校との教員交流が有意義であったという話が出されました。
 本年度の授業の振り返りも行いました。その中で、教員の指示や発問は分かりやすくすることが大切であることを助言しました。そのためには、具体的な短い言葉を用いて、適切な声の大きさで生徒に分かるような指示を意識することを伝えました。初任者へ指導する私たち中堅教員自身も初心を振り返る機会となりました。 [2015-2-27]


No.12 (初任者に)寄り添いながら個性を伸ばす

 保健体育科の校内での自主公開授業が実施され、初任者2人も参観させていただきました。この1年間、校内のみならず、他校の授業も数多く観させていただきながら、指導者への指導・助言を行ってきました。そして今は、1年間の研修のまとめを行っているところです。提出報告書に従って、「学級・HR経営力」「学習指導力」「セルフマネジメント力」について自己の実践の振り返りを行い、課題を明確にしながら、さらには「チームマネジメント力」を加えた次年度の自己達成規準を定めるようにしています。指導する立場として、初任者の研修への意欲を高め、自己啓発を促すためには、初任者に寄り添いながら個性を伸ばすことが大切であると思います。このことは、私たち教員が子ども(生徒)と接するときにも意識したいことですね。 [2015-2-20]


No.11 授業改善を、個だけでなく、組織全体で進めることの大切さ

 先週、初任者教員の数学科の授業を提案授業とした全校授業研究を行いました。事後協議では、年度当初の授業と比較した意見も多く出され、実物教材を活用するなどの工夫が行われたり、導入で意欲を高める手立てができるようになったことなどが出されました。これまでの数多い公開授業・協議を通じて組織全体で初任者を支え、授業改善が進んでいることへの肯定的な評価が多く聞かれました。次のステップとして「分からなさ」を共有し、授業において生徒全員で解決するような学び合いの実践ができるよう支援することにしています。教科の異なる初任者教員同士が教具の準備や模擬授業などで関わり合うことで共に授業改善が進んでいるように感じますし、他の教職員からの言葉がけなど、組織の中で育てられていることを実感しています。 [2015-2-11]


No.10 生徒も教員も、やってみて、ほめて育てる

 土佐南中学校区における2つの小学校6年生の交流会「ハッピースマイル・プロジェクト」が先週に体育館で実施しました。午前中の前半は小学校教員が、後半は中学1年生が参加して、いわゆる“心の冒険教育”を活用した活動を行いました。午後は中学校の生徒会を中心に体験入学を実施し、いずれにも初任者の教員も参加しました。小学校の教員からは「児童も楽しんでおり、授業者である初任者も一生懸命であった」との評価をいただき、そのことを初任者の教員へ伝えました。初任者は、組織人とし他者と連携することの大切さを学んだようです。様々な経験を通し、私たち指導者はその行動をつぶさに観察し、必要に応じてほめることで自尊感情が育まれ、次への意欲に繋がります。教員同士の協同関係の構築が重要なのです。 [2015-2-3]


No.09 他校種の教員からの学びを大切にする 〜小中連携の重要性〜

 初任者研修の一般研修において、本日は「小中連携」についての研修を行いました。土佐市では、小中連携事業が実施されていますし、特に土佐南中学校区では、2つの小学校との連絡協議会の開催や、来週行われる小中連携事業「ハッピースマイル・プロジェクト」に中学校教員が参画するなど緊密な小中連携が実現しています。そういった小中連携の実際について初任者へ理解を深めるような研修を行いました。中1ギャップが課題となる中で、この地域における小中教員の交流は、生徒のスムーズな校種間移動を実現するだけでなく、私たち教員も、他校種の教員の実践を間近に見ることで学ぶことが多いものです。来週には実際に「ハッピースマイル・プロジェクト」に初任者教員も参画参加しますので、交流を通じて何を学んだかを、次週には研修のテーマにする予定です。 [2015-1-23]


No.08 ねらいにせまるための教材・教具の準備

 本年も、教科指導担当者だけでなく、他校の初任者と一緒に教材研究や授業構成づくりの研修を行いました。また数学の授業に関しては、本校にない教具(ポリドロン)を他校の初任者の在籍する学校からお借りして授業を行いました。今回の授業では、立体図形(空間図形)の学習として、グループでポリドロンを組み立て、正多面体の特徴である、頂点や面、辺の数を体験を通じて理解させることをねらいとしたものでした。ただ、面の数を数える際に、どの面を数えたかどうか分からなくなるなど、授業後の協議では、単に体験させるだけではなく、ねらいにせまるための準備を十分する必要があることが指摘されました。
 今週は、県内の初任者研修の一環として、授業をビデオ撮影し、互いにビデオを見ながら日々の授業の実践から学ぶ取り組みも行い、自分の教科以外での授業の工夫などを学ぶことができました。 [2015-1-16]


No.07 日常の会話の中にこそ学びの原点がある

 初任者と授業を振り返る際には、講師も一緒に振り返るようにしています。本時の改善点、次時の展開へのつなぎ方、発問や板書、授業の構成など内容は多岐にわたりますが、大切なことはざっくばらんに会話することから、初任者も私たち指導者も学ぶことが大きいことです。初任者だけでなく、私たち指導者や講師も日々悩みながら授業改善に取り組んでいます。私たち指導者は、初任者の悩みをしっかり受け止め、改善するための手立てを考えています。そういった教員同士の関係性が研修の基本にあり、その上で、自分たちの良さ、改善点をオープンにできることが本当の学びではないかと考えています。 [2014-12-19]


No.06 研修の手立て 〜その3 他校との実践交流を授業改善につなげる〜

 先週の初任者研修では、他校の初任者の授業を、配置校の指導教員、教科担当教員、拠点校指導教員、そして初任者の4名で参観および研究協議へ参加させていただきました、ワークショップ型の事後協議では、厳しい意見の中にも、次時への授業展開へ展望がもてる分析がされており、その学校において、学力向上を目指し、組織的に初任者ならびに若年教員の育成が図られているのが分かりました。
 今週は、本校の初任者が授業を公開し、他校の初任者等が参観する研修を実施します。このように、自校での研修に留まるのではなく、他校の初任者と授業実践交流をすることは、初任者にとっても同じステージの者同士が刺激し合い、授業改善を進める力になることと思います。また私たち自身が他校の授業協議に参加することは、自校の協議の在り方を見つめ直すよい機会になっています。
 事後協議のあと、教科の「単元構想図」を合同で作成すること検討しており、今後とも他校との交流を通じた授業改善の深化を促したいと考えています。 [2014-12-09]


No.05 研修の手立て 〜その2 授業の視点(ポイント)を明確にする〜

 今週の初任者研修では、道徳および教科の授業公開をし、多くの教員による参観ののち、事後協議を行いました。授業における多面的・多角的な助言・分析により、授業改善をすすめる手がかりとしました。
 また、教育センターから助言者をお招きし、「初任者研修のしおり」を活用して、授業の構成要素の基本は「問題提示→自力解決→価値の共有→振り返り」であることを意識した授業展開にするよう、その指導案の作成についてもお話をいただきました。
 指導案作成や授業の展開において、@価値に見合った学習展開になっていること、A既習事項を生徒自身が活用する展開になっていること、Bねらいに結びつくまとめになっていること、の3点を共通の「授業の視点(ポイント)」として、これからの初任者研修を実施していきます。視点を明確にすることで、指導案作成時における授業構成を考える際や、事後協議での協議の視点も明確になり、研修がより深まると思います。 [2014-11-21]


No.04 自分を振り返り、教育の基本に立ち返ること

 今週の初任者研修では、「人権教育の基本認識」「人権教育を基盤とした生徒指導」「読書活動の推進」「体力向上と食育」を中心にした研修が行われました。研修の翌日には、初任者教員から研修内容・学んだことについての報告を受けるようにしています。初任者自身は、研修内容をまとめ、報告するというルーティン・ワークによって、初任者自身の学びにつながります。また、教科指導教員を含め、他の先輩教員(同僚)へ伝えることで、多面的・多角的に内容を深めることができているようです。初任者自身の学びにとどまらず、報告を受ける先輩教員にとっても教育の基本に立ち返るきっかけになり、初任者研修が、初任者だけのものではなく、学校全体のものになるような同僚性の構築が重要です。 [2014-11-07]


No.03 研修の手立て 〜その1 板書を写真に撮って振り返る〜

 初任者研修では、授業を参観した際に、必ず板書を写真におさめ、協議の際に振り返る材料としています。文字の大きさやバランスなど、改善のポイントを初任者自身が気づいて、次時に活かせるようにするためです。また、同じ教科のベテラン教員の板書も写真におさめておき、そこから板書のポイントを学ぶようにしています。
 初任者研修を、初任者だけのものにするのではなく、板書の"手本”となる中堅・ベテラン教員がポイントを明確にした板書を心がけるきっかけになり、どの教員も具体的な指導の手立てや板書のポイントを共に学ぶことが大切だと思います。そのためにも、写真という具体的な証(あかし)を残し、活用することは研修には有効です。 [2014-10-31]


No.02 お互の授業から学び合う教員になること

 初任者研修では、一般研修の他に、年間計画に基づいて、教科担当教員が初任者の授業への指導・助言を行っています。よりよい授業を目指し、教科に関する指導計画や学習指導案の書き方、板書の仕方などきめ細かく学びが指導しています。初任者は、改善すべき点に気づくことで次時の授業展開に生かしていきます。
 初任者への助言で初任者自身が学ぶことは多いと思います。しかし、もっと大きいのは、私たち助言者側の、いわゆる「ベテラン教員」にこそ学ぶことが多いことです。初任者の授業には授業の在り方の原点が見られることがあり、そこから自分自身の授業を見直すきっかけにする……互いの授業から学び合える前向きな教員になりたいものです。 [2014-10-24]


No.01 1時間の流れが分かる板書にすること

 これまでの研修で、1時間の授業の振り返り、「授業の流れが分かる板書」になるよう、チョークの色や掲示物などの工夫について、生徒が見て分かる工夫をするように具体的な助言を行っています。そして、授業がうまくいったときには、なぜうまくいったのか、そうでないときは、なぜうまくいかなかったのかを必ず振り返り、次時の授業改善につなげることが大切です。 [2014-10-17]



土佐市立土佐南中学校

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