けさだすきもんどうほこ (ふたくち) 国(旧法認定) 重要美術品 認定年月日 : 昭和 9年 9月 1日 高知県香美市香北町 香美市立やなせたかし記念館アンパンマンミュージアム ・ 大川上美良布神社 弥生時代に祭に使われたもので大小2個があり、ともに側面に描かれた文様(もんよう)は、袈裟襷文(けさだすきもん) である。 1つは高さ 75.7cm であり、いま1つは 67cm である。 2個とも銅鐸(どうたく)が盛んに作られた時代の終末近くのものであり、畿内(きだい)でともに作られているが作られた 場所は異なると考えられ、図案からすれば小さい方が工芸的にすぐれている。 大川上美良布神社の宝物であり、神社周辺で弥生時代中期末〜後期初頭の住居跡などが発見されたことから、 この銅鐸もこれらの遺跡と関連して出土したと考えられる。 現在は、近くにあるアンパンマンミュージアムに保管されている。 平成14年3月29日、県保護有形文化財 (美術工芸品−考古資料− )に指定されている。