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八 角 形 漆 塗 神 輿


 
   はっかくがたうるしぬりみこし

 

   重要文化財 (美術工芸品 −工芸品−       指定年月日 : 昭和31年 6月28日
                                                                                  【 昭和28年1月16日 : 椙本神社神輿 として、高知県保護有形文化財(工芸品) 】



   高知県吾川郡いの町 椙本神社(すぎもとじんじゃ)   ・  椙本神社
         


   椙本神社、俗称伊野の大国様に伝え蔵されている。
   八角形であるから、8隅に出ている隅木の銘文により弘長3年(1263)の製作であることが明らかであり、その後
  元禄年間(1688〜1704)と享保20年(1735)に補修されたことが底板の墨書によって知れる。
   製作当初のものは、屋根の部分の8本の隅木、その鼻の巻き上がった部分の青銅の小鳥、隅木の頂点の青銅
  の鳳凰、そして柱、桁、長押と桁との間の横連子(れんじ)である。
   この鎌倉時代のものに江戸期に8面の吹き抜きは、幕を垂れてあったところに板と扉をはめ、屋根部分に手を加
  え、絵具彩色から漆塗りにしたものである。
   全国的にも注目される工芸品である。
   秋祭りの神輿は、昭和52年から複製のものとなっている。