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伏 原 大 塚 古 墳 出 土 埴 輪


 
   ふしはらおおつかこふんしゅつどはにわ

 

   高知県保護有形文化財 (美術工芸品 −考古資料− )     指定年月日 : 平成 7年 5月19日



   高知県南国市岡豊町八幡 高知県立歴史民俗資料館  ・  香美市土佐山田町 香美市教育委員会
         


   香美市土佐山田町楠目に所在する伏原大塚古墳は、1辺34mの方墳である。
   方墳の周囲には、幅2mの周溝が巡っている。 内部は大半が削平されていたが、石組みの排水溝を持つ横穴式
  石室であったと考えられる。
   また、本墳の築造年代は6世紀第2四半期後半とみられ、追葬も行われている。
   埴輪は、西側の周溝を中心に投棄された状況で出土している。 多くの埴輪片のうち、まとまった状態にあった7個
  体分が口縁から底部まで復元ができ、これを県指定にしている。
   埴輪は、円筒埴輪ではあるが、須恵質というより須恵器そのものとみられるので、須恵器系円筒埴輪と称すべきで
  あろう。 高さ60〜79cm、口径35cm前後、透かし穴は全く存しない。


  ※ 伏原大塚古墳のある伏原遺跡の詳細は、都市計画道路高知山田線発掘調査報告書( 発掘調査報告書第108、109集) へ

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高知県立埋蔵文化財センターHP → 情報管理DB → 埋蔵文化財発掘調査報告書 → 番号120、121 )