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土 佐 の 神 楽 ( 幡 多 神 楽 )



    とさのかぐら (はたかぐら)



   重要無形民俗文化財                指定年月日 : 昭和55年 1月28日



   高知県高岡郡四万十町十川 星神社  ・  幡多神楽保存会



   幡多郡十和村(現:高岡郡四万十町)久保川の神職であった平野家によって伝承されたもので、国指定土佐の
  神楽のひとつ。
   唯一その由来が明らかであり、安政元年(1854)に平野清記が梼原村(現:高岡郡梼原町)の掛橋家を訪れ、やっ
  とのことで伝授を許され僅か2日間滞留して基本の舞である幣舞と二天舞を習い、あとは囲炉裏端で灰に書いて
  説明するのを聞き留め書き留めしたことに始まる。
   紙の張り子製の神楽面、衣装も当時調整したものであるが、張り子面は木彫面とは異なった豊かな表情をみせ
  ている。 演目は津野山神楽に準じるが、神楽歌などはむしろ古態を保っている。
   10月28日星神社で奉納される。