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土 佐 豊 永 郷 及 び 周 辺 地 域 の 山 村 生 産 用 具



    とさとよながごうおよびしゅうへんちいきのさんそんせいさんようぐ



   重要有形民俗文化財                指定年月日 : 昭和57年 4月21日



   高知県長岡郡大豊町粟生定福寺境内 大豊町立民俗資料館  ・  大豊町



   東豊永地区粟生(あおう)の定福寺(じょうふくじ)境内にある大豊町立民俗資料館に収集されている12,000点の民具
  のうち、2,595点が指定されている。
   藩政期には、数多くの小村をまとめて郷と称したが、現大豊町の多くは豊永郷に属していた。
   収集指定された民具には、鍛造業の盛んな土佐山田町(現:香美市)から流入されたものもある。
   この豊永郷及び周辺地域の山村生産用具は、杣(そま)・木挽用具233点、たきぎ作り用具276点、水田耕作用具
  219点、稲作の収穫・調整用具405点、畑の耕作用具243点など植林用具、漆かき用具、養蚕用具、狩猟用具、
  鍛冶屋用具、樽屋用具、下駄屋用具、屋根葺用具、人力・牛馬運搬用具、などがあり、吉野川上流域の山村生活
  を知るものとして重要なものである。