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八  代  の  舞  台



    やしろのぶたい



   重要有形民俗文化財      指定年月日 昭和51年 8月23日



   高知県吾川郡いの町枝川 八幡宮  ・  八幡宮



   八幡宮社殿に相対して別棟としてある。
   木造平屋で正面は入母屋造り、後部は廂(ひさし)のように屋根は流れ、間口は4間、奥行4間半、間口には半間×
  2間の太夫座が張り出している。床高3尺、回り舞台の回転部分である鍋蓋の直径は15尺で、床下で心棒を押して
  回転させる。花道は左手にあり、幅1.2m、長さ約5m。
   11月5日秋祭りの夜には、地区青年団による歌舞伎芝居が上演されるが、この時には拝殿から舞台にかけて幅
  40cmほどの桟道がかけられ、これを中道と称している。
   宝暦11年(1761)には築造されていたことが知られる。
   芝居に先立って、三番叟と5人の踊り子が和傘を手にしての大黒踊りが演じられるが、これも歌舞伎若衆踊り系
  のものである。