とさのたちおどり (しいなたちおどり) 高知県保護無形民俗文化財 指定年月日 : 昭和40年 6月18日 高知県室戸市室戸岬町椎名 椎名八王子宮 ・ 椎名郷土文化保存会 10月15日、椎名八王子宮秋祭りの神幸が終わったあと、拝殿を舞台として奉納される。 引幕もあり、かつての地芝居の名残りをとどめる拝殿で行われる太刀踊りは、県指定の中では唯一のもの。 また、楽器に鉦(かね)・太鼓を用いず、拍子木で床をたたいてリズムをとり、歌舞伎の見得と似た所作を見せるなど を大きな特色とする。 翌16日も荒神様、厳島神社、夕刻には八王子宮拝殿で演じられる。 椎名太刀踊りには、椎名上組、椎名下組の2つの踊りの組があり、歌詞、所作が各々異なる。 上組は、あれみよ、まいろ、ぜんざさんなど7通り、下組は、阿波のくろつち、ようはんなど7通りで、大太刀、小太刀 に分かれて、6尺棒、扇、太刀、色紙総飾りのある棒などに持ちものをかえて踊る。