とさのたちおどり (おおのごうのたちおどり) 高知県保護無形民俗文化財 指定年月日 : 昭和40年 6月18日 高知県須崎市多ノ郷 賀茂神社 ・ 多ノ郷賀茂神社太刀踊保存会 10月20日、賀茂神社秋祭りに境内と旅所で奉納される。 演目は、まきだち、もぢれ、ちがえ、かりまた、さかがま、わきばさみ、もどし、ごほう、しばはらい、きりしき、おとも おどりの11通りである。 頭に鶏や山鳥や雉(きじ)などの尾羽で作った大きな鳥毛をかぶり、縞の伊賀袴に白足袋手甲(てっこう)、背中に垂れ たタクリは色とりどりで華麗さを競う。 かつては、11集落から2名ずつと決められていた。 このうち踊り上手な本音頭2名がいる。 旅所は須崎市街を抜けた海辺にあり、音頭3人が大きな注連縄(しめなわ)を切り落としてしまう踊りはいかにも神事 芸能という感を深くするが、古くは南無阿弥陀仏の唱和が聞かれていた。 神幸も賑々しいものである。