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土 佐 の 太 刀 踊 ( 川 奥 ノ 花 取 踊 )



   とさのたちおどり (かわおくのはなとりおどり)



   高知県保護無形民俗文化財             指定年月日 : 昭和40年 6月18日



   高知県高岡郡四万十町米奥 (よねおく)  白河神社  ・  川奥部落



   旧暦7月28日、白河神社で奉納されるが、踊り場は川奥集会所近くの広場である。
   ここでの踊りに先立って、踊り子たちは山ノ神に集まり全員樫(かし)の棒を手にして踊り、近くの紫折(しおり)様を拝
  む。
   演目は、しめ切り、いれは、庭払、えつき、車太刀、三つづくなみ、脇ばさみ、逆手鎌、ようろ、違い鎌、天井車、違
  い薙刀(なぎなた)、切り分け、膝つき、引きはの15通りである。
   踊り子の数だけ莚(むしろ)を縦長、円形に敷き、大太刀、小太刀が交互に並び、太鼓打ちもこの輪の中に位置する。
  太鼓打ち2名のうち、1名は鳥毛、1名は烏帽子(えぼし)をかぶり、大太刀は鳥毛、小太刀は烏帽子の冠り物が特色で 
  ある。 衣装は、白上衣に黒袴。
   なお、27日の夜には、山ノ神への道筋には照明が灯されて、2〜3の演目が奉納される。