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土 佐 の 太 刀 踊 ( 大 谷 花 取 踊 )



   とさのたちおどり (おおたにはなとりおどり)



   高知県保護無形民俗文化財             指定年月日 : 昭和44年 8月 8日



   高知県須崎市大谷 須賀神社  ・  大谷花取踊保存会



   毎年10月18日、須賀神社秋祭りに境内で奉納される。
   須賀神社は、大谷、野見地区を氏子とするが、花取踊は大谷地区の若者によって伝承されている。
   祭典に先立って海辺の方から薙刀(なぎなた)打ち、挟み箱、獅子の一群が宮に入るが、これは野見地区の若者に
  よって伝承されている。
   踊り子は鳥毛をかぶり、裁着(たちつけ)姿に赤帯、背に長い布を垂らし、2列になって踊る。 太刀と鞘(さや)とを手に
  して踊るが、鳥毛にしても太刀にしても作り物が大きく、従って踊りの動きも大柄に感じられる。
   この踊りは、須崎市多ノ郷賀茂神社の太刀踊りを伝授されたものと伝えており、神幸が境内に入るとき、注連縄
  を切り放す。
   なお、神幸では薙刀振り、獅子頭が列をなし、祭り10日前に行われる浜口家の神事も注目すべきものである。