とさのししおどり (なかがわうちししまい) 高知県保護無形民俗文化財 指定年月日 : 昭和44年 8月 8日 高知県室戸市羽根町 羽根八幡宮 ・ 中川内獅子舞保存会 10月15日、羽根八幡宮秋祭りで隔年に奉納される。 ただし、近年奉納されない年もある。 由来伝承は未詳。 神幸に先立って境内で一度、旅所で一度奉納される。 踊り場は塩祓(はら)いで清められると、獅子や踊り子以外は入ることができない。 四隅は鼻高面がササラと称 する竹輪を持って警護する。 テガイ獅子の類に属し、テガイ子は赤花柄の着物、赤襷(あかだすき)に手甲といった女装で、ウヅラと称する棕櫚 (しゅろ)で作った冠り物をし、ザイと称する紙総飾りの棒を持つ。 このテガイ子が青年であるので、獅子と連繋(れん けい)する動きが敏活で、引き締まっており、かつ内容的にも曲芸的要素を濃くしており、県下の獅子舞ではよく洗 練されたもののひとつである。 終末部で傘を喰わえて狂うさまは圧巻である。