とさのししおどり (かりょうごうししまい) 高知県保護無形民俗文化財 指定年月日 : 昭和44年 8月 8日 高知県安芸郡奈半利町加領郷 信守神社 ・ 加領郷獅子舞保存会 加領郷信守神社秋祭りに奉納される。 祭日は旧暦9月25日であるが、氏子たちの生業の都合で、この日に近い土・日曜日と一定していない。 室戸市中川内獅子舞を伝授されたものと伝えているが、室戸市羽根町とは相接しており、獅子舞の曲芸的演技 を見せる点などよく似ており、その伝承は十分に考えられよう。 テガイ子は少年で襷(たすき)がけの花柄の短い着物に黒脚絆、白足袋に草鞋(わらじ)、黒手甲に頭に棕櫚(しゅろ)の 冠り物である。 長さ数十cmの棒の両端に紙総飾りをしたザイと称するものを持ち、足の動きはゆっくりとして大き く、次第に近づいて獅子を起こす。やがて馬乗りになったり、傘で獅子を操ったりする。 浜辺の旅所で行われる獅子舞に続いて、ハッピ姿の棒打ちが行われる。