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野 見 の し お ば か り



   のみのしおばかり



   高知県保護無形民俗文化財             指定年月日 : 昭和44年 8月 8日



   高知県須崎市野見  ・  野見潮はかり保存会



   旧暦1月14日夜、野見海岸で行われる小正月行事。 海神祭、漁祝い、漁祭り、網祝いともいう。
   根のついたままの長さ10数mの竹の先端部だけに枝が残されていて、そこに五色の短冊を飾りつける。 この下
  にヤナギと称する柳状に飾りつけた造花を無数にくくりつける。 この下に竹輪を入れ、竹輪からの3本の足竹が
  地面で支えている。 この竹を潮ばかりと称する。
   祭典を終えると、囃子(はやし)歌とともに10数人の青年たちによって、海岸沿いに蛭子(えびす)崎へと移動する。
  根付き竹なので、遅々として進まない。 蛭子崎に至ると、裸の青年たちが海中に入り、潮ばかりを沖合に立てて
  ある杭に結びつけて終わる。 竹先には鶴亀の造りものも飾る。
   後日、海の方へ倒れていると豊漁、陸の方へ倒れていると豊作という。



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