ていのつんつくおどり 高知県保護無形民俗文化財 指定年月日 : 昭和52年 3月29日 高知県香南市夜須町手結 ・ つんつく踊り保存会 旧暦9月26日に手結八大龍王宮で漁祈願として、旧暦9月30日に西山八幡宮で神無月のお立ちの宵神事として 奉納される。 1600年代中頃に、九州日向から伝えられたとの記録ががあり、かつては小踊りとも称していた。 古くは23通りの踊りがあったが、現在伝えられているのは、玉草(たまずさ)、とおばしり、君が代、綾踊り、若き姫た ちの5通りである。 踊り子は、烏帽子(えぼし)に白上衣、白袴姿で、締太鼓を手にした太鼓打ちと、摺鉦(すりがね)を手にした鉦打ちほ かの踊り子多数は扇子を手にして、終始円形で踊る。 身振り手振りには古雅なものがあり、それが純白の衣装と相まって、いっそう趣深いものとなっているが、楽器、 歌詞、動作からみて、元来は念仏踊り、盆踊りとして踊られていたものであろう。