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星 神 社 の お 弓 祭 り



   ほしじんじゃのおゆみまつり



   高知県保護無形民俗文化財             指定年月日 : 昭和39年 6月12日



   高知県安芸郡北川村木積 星神社  ・  お弓祭り保存会



   西暦奇数年の1月8日早朝から、星神社境内で夕暮れにかけて行われ、境内に接して金法寺があるところから、
  ”金法寺の弓祭り”とも称する。
   射手12人は、薬師如来十二神将によるもので、悪魔退治の修法と伝えている。 12人はオモ、タニの2組に分か
 れ、三度弓、神頭(しんどう)・雁股の矢、初的の儀礼弓に続き1008筋の矢を放つと、ナマヤ、割り膝、投げ出し、毘沙門
 の的の儀礼弓をもって終わる。 1008筋では、村人たちが懸賞をかけて大いに賑わう。
   射手は、この日のために元日から川水で身を清め、裃(かみしも)を着する時にも呪文を唱えるなど古式を保っている
 が、弓に神仏を宿らせる弦掛(つるか)けの儀では神職と僧侶がこれを行い、毘沙門の的では僧侶が祈念するなど神仏
 習合時代の面影を今に伝えている。