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瑞   応   の   盆   踊



   ずいおうのぼんおどり



   高知県保護無形民俗文化財             指定年月日 : 昭和38年 7月 5日



   高知県高岡郡佐川町瑞応 瑞応寺  ・  瑞応の盆踊り保存会



   8月16日、黒岩地区瑞応の法相宗瑞応寺境内で奉納される。
   仁淀川流域の代表的な盆踊りで、この種の踊りは豊年踊りとも称して流域町村に見られる。
   コリャセ、千本、絵島、万才、サリトテの5通りの演目がある。 各演目の曲調も、身振りも異なるが、コリャセ、
  万才、サリトテの歌詞は七七七五調であればどんなものでもよく、即興的に歌いこまれることもあるが、これは
  囃子詞からの名称である。 千本と絵島は口説き節で、古来からの歌詞があり、1節を歌うともう1人の音頭が
  次の1節を歌い、2人が交互に歌っていく。 千本には南無阿弥陀仏の転訛(てんか)した囃子が挿入される。
   踊り場中央には、花台と称する櫓(やぐら)を据え、老若男女の踊り子が浴衣姿で踊る。
   瑞応寺は、理春尼が夫片岡茂光と兄長宗我部国親を弔うために建立されたものである。