おきつはちまんぐうのこしきしんじ 高知県保護無形民俗文化財 指定年月日 : 昭和39年 6月12日 高知県高岡郡四万十町興津 興津八幡宮 ・ 興津八幡宮氏子会 10月15日、興津八幡宮秋祭りの神事で、宮舟、花台、花取踊り、流鏑馬を主な内容とする。 神幸に先立って寺出でと称して旧別当円蔵寺跡から太鼓、鳥毛、ほら貝、獅子などの一行が神社に向けて出立す るが、神仏習合時代の名残りとして注目される。 神幸では神輿(みこし)を浦分から出される宮舟が追いかける賑やかさがある。神を勇めて、豊漁を祈願するもので ある。 浜辺の旅所で行われる花取踊りは、郷分から出され、白の上衣に黒袴姿で主として円陣をなして踊る。浦分漁村 部、郷分農村部と祭りの役割が決められていることも特色の1つである。 神幸が終了して流鏑馬が「行われる。射手を大蔵さんと称し、第1矢では天地和楽、地福円満楽と唱えるが、これ に先立ち素走りと称して男を追いかける風がある。