たけちはんぺいたきゅうたくおよびはか 国指定 史跡 指定年月日 : 昭和11年 9月 3日 高知県高知市仁井田 ・ 高知市 旧 宅 文久年間、尊攘運動で活躍した武市瑞山は、長岡郡仁井田郷吹井(ふけい)の郷土白札格の身分であった。 その通称、半平太で今に親しまれているが、若くより剣客として名を成し、二十歳代の中頃に吹井の生家を売却 して城下に移住、新田田渕に剣術道場を経営し、幕末動乱期、土佐勤王党の盟主として政治的に重大な働きをし たが、隠居山内容堂に疎(うと)まれ断罪され、慶応元年(1865)5月に切腹して果てた。 瑞山旧宅は、瑞山橋を約800m南下した左手(東側)の小山の裾にあり、曲屋造り草葺き屋根の郷土屋敷の典型 といわれ、屋根はトタン張りに改築されているが、今に往時の遺構を維持している。 屋敷地に隣接して、瑞山神社、墓所があり、大記念碑が建っている。