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朝    倉    城    跡



   あさくらじょうせき



   高知県史跡           指定年月日 : 昭和28年 1月29日



   高知県高知市朝倉  ・  高知市
         


   重松城ともいう。
   戦国時代、嶺北地方から高知平野に進出した本山氏が、高知平野支配の拠点として天文初年(1532〜)頃までに
  構築したと考えられる。
   城山北部の標高102mの山頂に詰ノ段を構え、その西に堀切をはさんで詰西(つめにし)ノ段があり、堀切北部に井戸
  がある。 詰ノ段南下方から東南下方にかけて土塁をめぐらした二ノ段、三ノ段を設け、南西下から北方下、東北下
  にかけては、堀切、空堀、竪堀(たてほり)を配する。
   さらに、詰西ノ段西方下の堀切をへだててなだらかな尾根上に茶臼ヶ森とよばれる郭(くるわ)があり、空堀、竪堀、
  堀切が配される。
   破壊されたり、消滅した遺構もあるが、総じて規模雄大で県下の中世城跡のなかでは最大を誇る。