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二  十  三  士  墓



   にじゅうさんしのはか



   高知県史跡          指定年月日 : 昭和28年 1月29日



   高知県安芸郡田野町芝 福田寺  ・  福田寺
         


   文久3年(1863)8月の京都の政変で、過激な尊攘派は都から追放された。
   土佐藩庁は、9月から土佐勤王党の弾圧に着手、武市瑞山以下首脳者を逮捕し、翌年(元治元年)糾問を開始
  した。 各郡の勤王党員は、にわかに緊張して対策を練って救助嘆願運動を行ったが、効果はなかった。 同年
  7月、武市らの解放と尊王攘夷の決行という強硬論を唱えた安芸郡田野の郷士清岡道之助ら23名は、野根山に
  屯集し、挙兵した。 藩庁は、大監察小笠原唯八に屏800を率いさせて鎮圧させた。
   清岡ら23士は、阿波国に逃亡しようとしたが捕縛されて、9月7日に奈半利河原で斬首された。 彼らの遺骸は、
  田野の福田寺に埋葬され、後年河原には、志士らを偲ぶ石碑が建てられた。