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中  岡  慎  太  郎  宅  跡



   なかおかしんたろうたくあと



    高知県史跡           指定年月日 : 昭和43年 6月28日



   高知県安芸郡北川村柏木  ・  北川村
         


   幕末の政治動向に決定的意味を持つ薩長同盟の成立に、坂本龍馬ととともに大きな役割を果たした中岡慎太郎
  は、奈半利川の左岸柏木の北川郷大庄屋中岡小伝次の長男として成長した。
   少年時代、田野に設けられた藩校田野学館に山道を往復して通い読み書きを修め、長じて田野浦勤役中の俊秀 
  間崎滄浪に歴史等を学び、「大道」への志を得、また田野に出張した剣術師範武市瑞山に手ほどきを受けた。
   20歳で北川郷大庄屋見習い、24歳で武市らが結成した土佐勤王党に参画、以後30歳にして京都近江屋に龍馬と
  ともに刺客に襲われて落命するまで、重大な国事運動に挺身した。
   生宅は、昭和42年(1967)に復元された。
   また、隣接地に中岡慎太郎館があり、住時を偲ぶよすがを提供している 。