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横     倉     山



   よこぐらやま



   高知県史跡           指定年月日 : 昭和27年 5月31日



   高知県高岡郡越知町  ・  越知町
         


   横倉山は、越知町の市街地の西方にそびえる山で、東から三岳(みたけ)(標高 774m)・金峰山(1009m)・鶏冠山
  (1073m)の3峰からなる。
   雄大な山容からか古くから信仰の対象となり、特に修験道の御山(みやま)として信仰された。
   特に、保安3年(1122)の経筒(きょうづつ)が発見されたことから、山岳信仰は平安時代後期にさかのぼることも判明
  した。
   なお、修験道の場合は信仰の対象は神でも仏でもない権現(ごんげん)で、しかも礼拝の対象は山麓、中腹、そして
  山頂と3ヵ所に作られ、今日の横倉神社・杉原神社、山頂の横倉宮はその名残である。
   また、山中には行場(ぎょうば)である岩場も残っている。
   さらに、横倉山は多様な平家伝承をも育て、横倉宮西寄りに安徳天皇御陵(ごりょう)参考地が存在する。




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