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土     佐     犬



   とさいぬ



    国指定 天然記念物                 指定年月日 : 昭和12年 6月15日



   地域を定めず指定 (高知県が主な生息地)
         


   土佐犬は、有史以前から日本民族の伴侶としてとして生き続けてきたもので、動物学的には犬の原種に近い立耳
  巻尾の中型の日本犬であって、最近数十年間に、土佐犬を基礎としてこれに洋犬の血を混じて新たに作出固定した
  土佐闘犬 とは全然別種のものである。
   高知、和歌山、三重の3県産の中型日本犬の中でも、特に本県産の中型犬を土佐犬と呼ぶのは、最も純血度が
  高く、かつ体型において優れているのみならず、粗食に耐え、主人に従順で、外的に対しては死を賭(と)してたたか
  う勇気があるからである。