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畑 山 の ム カ デ ラ ン 自 生 地



   はたやまのむかでらんじせいち



   高知県天然記念物                  指定年月日 : 昭和37年 1月26日



   高知県安芸市畑山 水口神社  ・  水口神社
         


   ムカデランは、関東以西の太平洋岸、四国、九州に分布し、日当たりのよい岩上や樹幹などに着生して生育す
  る小型のランである。
   明治20年(1887)に牧野富太郎が吾川郡吾川村(現:仁淀川町)の仁淀川沿いの岸壁で発見、着生している形が
  ムカデに似ていることからムカデランと命名された。
   花季は夏(6〜7月)で、淡紅色の小花をつける。
   安芸市畑山の水口神社の境内の林では、古木の樹幹に着生している。 しかし、近年盗採のため、幹の低いと
  ころではほとんどみられなくなったのは残念である。
   なお、安芸市内のある寺院のウメの古木にもムカデランが着生している。
   このほか県内では、仁淀川町に分布している。