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奈 半 利 町 の 二 重 柿



   なはりちょうのふたえがき



   高知県天然記念物                  指定年月日 : 昭和37年 1月26日



   高知県安芸郡奈半利町  ・  (個人)
         


   奈半利町の民家の庭に生育している。
   樹高約8m、目通り周囲約90cm、推定樹齢約100年のカキの木である。
   このカキは、「入子柿」とも呼ばれて、外見上は特に変わったところは見られないが、果実を切断してみると、その
  中にもう1つの果実ができている。 いわゆる果実が二重になった奇形で、複果の一種であると考えられている。
   イチゴ、クワ、イチジクなどは、多くの花がかたまって、1個の果実のようにみえる複果を形成するが、カキ、ナシ、
  リンゴなどは、通常1つの花から1個の果実ができる単果である。
   珍しい奇形として、天然記念物に指定されている。