さかわやすでごけ 高知県天然記念物 指定年月日 : 昭和23年 4月 9日 高知県高岡郡佐川町岡崎(字泉福寺) 聖神社 サカワヤスデゴケは、佐川町聖神社境内にある、通称「聖岩」と呼ばれているチャートの露岩上で、故吉永虎馬 によって発見されたヤスデゴケ科の一種である。 このコケを研究したドイツのステファニーは、1897年(明治30年)に学名をフルラニア・サカワナ、和名をサカワヤ スデゴケとして学界に発表した。 もともとこのコケは、熱帯地方に産するもので、佐川はその分布の北限として天然記念物に指定されたが、環境 の変化によるのか最近ここでは少なくなっている。 県内の他の場所のチャートの岩上でも、本種の生育が知られている。