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手 漉 和 紙 用 具 製 作



    てすきわしようぐせいさく



   国選定  選定保存技術 (団体) 無形       選定年月日 : 昭和51年 5月 4日



   高知県吾川郡いの町 ・ 全国手漉和紙用具製作技術保存会
     


   より良質の紙を漉くには、その技術もさりながら、その技術を熟知した専門職人による
  用具が不可欠である。
   高知県手漉和紙協同組合内全国手漉和紙用具製作技術保存会による手漉和紙用具
  製作が国選定保存技術となっている。
   用具として、絹紗、金具、竹ひご、萱(かや)ひご、編糸、簀(す)
、漉桁、刷毛などがある。
  簀のひごの継ぎ目、簀目の取り方などは精緻なもので、この編毛には柿渋を用いて強度
  なものとする。
   桁は最高のヒノキを使用し、漆の3回塗りをすることもあり、金具は加工容易で腐蝕に強い銅製。