平成14年度の取り組み [HOME]に戻る
紀要 39号 、別冊1・2号
「明日を築き、よりよく生きる子どもを育てる学校教育の創造」
(全国教育研究所連盟共同研究)を研究主題として、「学びの部会」
「心の部会」「学校づくりの部会」の3部会のテーマに沿った研究を
行っています。その研究の成果である下記の紀要及び紀要別冊1・2号
の概要を本ページに掲載しています。研究内容に興味を持たれた方は、
平成15年3月31日刊行の紀要、紀要別冊1・2号をお読みください。
平成14年度 紀要 第39号
明日を築き、よりよく生きる子どもを育てる学校教育の創造
平成14年度 紀要 第39号 別冊1号
音楽科における「基礎的な能力」を伸ばす授業づくり
第一部
評価規準の設定を通して
第二部
指導と評価の一体化をめざして
平成14年度 紀要 第39号 別冊2号
「豊かな人間関係を育む学校づくり」
―心の冒険教育(PA・プロジェクトアドベンチャー)の導入―
「心の冒険教育」活動の手引き
![]()
平成14年度 紀要 第39号
明日を築き、よりよく生きる子どもを育てる学校教育の創造
学びの部会
1 学校と美術館の連携 ― 連携から生まれる鑑賞教育の可能性 ―
第一研修部 教職研修班 指導主事 下司 眞由美
―社会科副読本とペーパーテスト等に関するアンケート調査を通して―
第一研修部 職能研修班 指導主事 西岡 裕美
―第1学年「文字と式」の指導計画等について―
第二研修部 教科教育班 指導主事 久保田 功
4 社会科における指導と評価 ―「主体性の場」を育てるために―
第二研修部 教科教育班 指導主事 甲藤 進一
5 基礎学力の定着と学力向上のための授業についての基礎的研究
―授業を実践するときに考えていなければならないのは何か―
第二研修部 教科教育班 指導主事 谷脇 澄男
―学習目標の改善と評価の観点を生かした授業の工夫―
第二研修部 教科教育班 指導主事 武市 綾香
第二研修部障害児教育班 班長 吉村洋二
指導主事 大黒 由美
指導主事 浜口 淳子
指導主事 辻 靖
指導主事 浅野 弘巳
心の部会
第一研修部 教職研修班 指導主事 才賀 敬
―小学校における心の教育を推進する学級経営のための一提案―
心の教育センター 心の教育班 指導主事 石村 裕子
学校づくりの部会
1 デジタル素材を活用した教材開発支援環境の整備と授業時間集計ソフトの開発と適用
企画調整部 企画調整班 指導主事 田村剛啓
―ジェンダーの視点を学校教育の中に位置づけるために―
心の教育センター 人権教育班 指導主事 有光 民
心の教育センター 人権教育班 指導主事 福井 徹
![]()
平成14年度 紀要 第39号 別冊1号
第一部
評価規準の設定を通して
第一研修部 教職研修班 指導主事 川田 弘人
第二部
指導と評価の一体化をめざして
![]()
平成14年度 紀要 第39号 別冊2号
―心の冒険教育(PA・プロジェクトアドベンチャー)の導入―
「心の冒険教育」活動の手引き
心の教育センター 指導主事 宮地 暁男
![]()
学びの部会
|
所 属 |
第一研修部 教職研修班 |
|
職名・氏名 |
指導主事 下司 眞由美 |
|
研究テーマ |
学校と美術館の連携 ― 連携から生まれる鑑賞教育の可能性 ― |
|
要 旨 |
「わあ、きれい」「不思議」「楽しそう」、美術館を訪れた子どもたちは実に生き生きとした表情を見せてくれる。「ほんものと出会う」感動が伝わってくる瞬間である。「美術館が近くにあったらね」「美術館に行ってどんな授業が展開できるのだろう」など、子どもを美術館に連れて行きたくても条件が整わず、二の足を踏んでいる先生方は多いはずである。本年度から実施されている小・中学校学習指導要領において、各学校段階の特質に応じた鑑賞の充実を図るため、地域の美術館等を活用することが示されている。そこで、平成13・14年度の2か年計画で「学校と美術館の連携教育」について、県内の国・公立学校、高知大学、 |
|
キーワード |
学校と美術館、連携教育、鑑賞教育 |
|
所 属 |
第一研修部 職能研修班 |
|
職名・氏名 |
指導主事 西岡 裕美 |
|
研究テーマ |
地域学習における小学校中学年社会科副読本の作成と活用 ―社会科副読本とペーパーテスト等に関するアンケート調査を通して― |
|
要 旨 |
|
|
キーワード |
小学校、社会科、地域学習、地域教材、副読本 |
|
所 属 |
第二研修部 教科教育班 |
|
職名・氏名 |
指導主事 久保田 功 |
|
研究テーマ |
中学校数学科の授業づくりについての一考察 ―第1学年「文字と式」の指導計画等について― |
|
要 旨 |
今年度から実施された学習指導要領では、目標を準拠した評価が一層重視され、各学校での評価規準、評価方法の工夫改善が求められている。教科の指導計画等の作成にあたって、授業づくりを見直し、指導目標や評価規準だけでなく、導入教材や教師の発問、授業展開などの授業構成を検討したり、学習指導要領に基づいた評価規準を設定、具体的な指導案の作成も再考する必要がある。中学校数学科における授業づくりとして、指導者が作成すべき単元の内容項目を検討し、実際に授業を実践するための参考資料としてのものを提案するものであり、さらに改善を加えながら、3年間全単元のカリキュラム作成に向かっていきたいと考えている。 |
|
キーワード |
指導計画、授業研究、カリキュラム開発、授業評価 |
|
所 属 |
第二研修部 教科教育班 |
|
職名・氏名 |
指導主事 甲藤進一 |
|
研究テーマ |
社会科における指導と評価 ―「主体性の場」を育てるために― |
|
要 旨 |
知識偏重の授業が昭和30年代後半頃から青少年の精神の荒廃を産む。精神の荒廃とは、「主体性の場」が未発達で、思考の核を持てない状況のことである。その処方箋は、力量ある教師によって、質の高い授業内容の指導と生徒の現実を深く読み取る評価、これら二つが有機的に循環し、生徒の意見が組織される創造的授業である。その授業の実現によって、生徒は自らの力で自らの「主体性の場」を確立することができるのである。 |
|
キーワード |
主体性の場 構造化 系統学習 指導と評価の循環 |
|
所 属 |
第二研修部 教科教育班 |
|
職名・氏名 |
指導主事 武市 綾香 |
|
研究テーマ |
自ら言語活動の質を高める力を育成する国語科の指導 ―学習目標の改善と評価の観点を生かした授業の工夫― |
|
要 旨 |
国語科は確かな言語能力の育成を目指しているので、学習指導要領に示されている言語能力を具体的に表した学習目標を設定したい。なお、ここでいう確かな言語能力を言い換えると、より質の高い言語活動へと自分で高めていく力であるともいえる。ゆえに、授業においては、学習目標に照らして児童生徒が自分の言語活動を評価して改善するような学習を展開したい。そのとき、学習目標に照らした診断的評価等を生かして生徒の実態に応じた指導を構想することも大切である。 また、言語活動の結果を評価するだけではなく、その言語活動を行う過程に必要な言語能力を身につけ、より質の高い言語活動に高める力が身についているかを重視して評価したい。 |
|
キーワード |
言語能力 学習目標 言語活動 評価 診断的評価 指導に生きる評価 |
|
所 属 |
第二研修部障害児教育班 |
|
職名・氏名 |
班長 吉村洋二 指導主事 大黒 由美、浜口 淳子、辻 靖、浅野 弘巳 |
|
研究テーマ |
障害のある子どもたちの指導事例 |
|
要 旨 |
本年度も、新任障害児学級担任研修会、初任者研修、採用5年次教員研修、校内研修会等において、障害のある子どもたちの指導場面に多くかかわってきた。今回はその中から、効果的な指導が行われていたと思われる授業とその指導案をもとにして、よりよい指導の在り方について考察していく。 また、生活単元学習の展開を立案する際の参考になるような活動事例案を紹介する。各学級担任はこれをもとにして、子どもたちの実態に応じた学習展開を考察してほしいと考える。 |
|
キーワード |
障害児教育、自立活動、生活単元学習、指導事例 |
心の部会
|
所 属 |
第一研修部 教職研修班 |
|
職名・氏名 |
指導主事 才賀 敬 |
|
研究テーマ |
幼児期の子どもの自己制御機能と自尊心を育む在り方の研究 |
|
要 旨 |
幼児期から子どもの自己制御機能を育むためには、はじめに自己主張を高め、自己復元力を培う中で自己抑制を高めることが必要である。自己主張を抑えて、常に自己抑制を高める子育てをすると、子どもの発育に影響が起こる。 幼児期の子どもの自尊心を育むためには、子どもの意欲を高めることが必要である。幼児期の子どもの意欲は、子どもが楽しいことを体験して自信を培う中で養われる。教師は、子どもの自尊心を育むために、楽しい体験ができる援助・指導を行うことが必要である。そのためにも、教師自身が、子どもの内面を推し量る姿勢・観察・保育評価を常に繰り返し保育実践を行う必要がある。 |
|
キーワード |
幼児期、自己制御機能、自己主張、自己抑制、自己復元力、自尊心、意欲、楽しさ |
|
所 属 |
心の教育センター 心の教育班 |
|
職名・氏名 |
指導主事 石村 裕子 |
|
研究テーマ |
心の教育を基盤にした学級経営 ―小学校における心の教育を推進する学級経営のための一提案― |
|
要 旨 |
学校における心の教育を推進するためには、まずは心の教育を基盤にした学級経営が重要である。子どもたちにとって心の居場所となり、子どもたちが教育の主体となる開かれた学級づくりをねらいとする“あったか学級プラン”を中心とする取り組みをとおして、子どもたちの心をはぐくむための提案をする。 |
|
キーワード |
心の教育、学級経営、開かれた学級づくり |
学校づくりの部会
|
所 属 |
企画調整部 企画調整班 |
|
職名・氏名 |
指導主事 田村剛啓 |
|
研究テーマ |
デジタル素材を活用した教材開発支援環境の整備と授業時間集計ソフトの開発と適用 |
|
要 旨 |
|
|
キーワード |
デジタルコンテンツ、教育情報、共同利用、授業計画、教材開発 |
|
所 属 |
心の教育センター 人権教育班 |
|
職名・氏名 |
指導主事 有光 民 |
|
研究テーマ |
女性の人権問題解決に向けて −ジェンダーの視点を学校教育の中に位置づけるために− |
|
要 旨 |
女性の人権は「人権教育のための国連10年」 |
|
キーワード |
人権教育、女性の人権、ジェンダー、男女平等教育 |
|
所 属 |
心の教育センター 人権教育班 |
|
職名・氏名 |
指導主事 福井 徹 |
|
研究テーマ |
人権の視点からみる交流教育−実りのある交流に向けて− |
|
要 旨 |
今、学校ではさまざまな形で体験をともなった学習が盛んに行われている。その1つに障害のある児童生徒と共に活動することをとおして、障害に対する正しい理解と認識を深め、お互いを正しく理解することを目的とした交流教育がある。交流教育は、障害や障害者の理解についてはいうまでもないが、障害者の人権について学習する活動の1つとして、大きな役割を果たしている。交流教育は、県内の小・中・高等学校においても取り組みが増えつつある。本稿は、盲・聾・養護学校との学校間交流の現状や課題等について人権の視点から考え、どのようにすれば交流教育が実施する学校相互にとって実りのあるものになるかを研究したものである。 |
|
キーワード |
人権教育、人権の視点、交流教育 |
|
所 属 職名・氏名 |
第一研修部 教職研修班 指導主事 川田 弘人 |
|
研究テーマ |
音楽科における「基礎的な能力」を伸ばす授業づくり 第一部 評価規準の設定を通して 第二部 指導と評価の一体化をめざして |
|
要 旨 |
音楽科の授業における評価は、楽典や演奏のための物理的な技術等と児童生徒の見えないもの、心の中の変化等、感受そのものを評価していくという、大別して二面からの評価を表現3領域と鑑賞という四つの活動を通して行っていく。従来、これらの評価について様々な方法がとられてきたが、特に感受そのものを評価していく観点や方法は、整理されにくく、音楽科授業を行う者にとって常に課題としてあげられる内容である。 本研究は、評価の研究を通して音楽科の指導の在り方を模索していく方法<授業研究の在り方>と、その実践を著すことで、音楽科における「基礎的な能力」を伸ばす授業づくりのための切り口の一つとなることを目指したものである。 第一部は、「評価規準の設定を通して」と題し、評価規準の導入経緯やコンセプト、音楽科授業研究の方向性や観点、年間計画、指導案、評価規準の設定の手順等を手引きとして活用できるようにまとめたものである。 また、第二部の「指導と評価の一体化をめざして」では、第一部における手順に従って評価規準を設定した実際の授業実践を通して、評価規準の活用方法、活用から見えてくる児童生徒の姿、あるいは教師自身の課題等、ミニマムな事例を示したものである。 |
|
キーワード |
音楽科における評価と指導の一体化、評価規準、評価方法、 評価実践 |
|
所 属 職名・氏名 |
心の教育センター 指導主事 宮地 暁男 |
|
研究テーマ |
「豊かな人間関係を育む学校づくり」 ―心の冒険教育(PA・プロジェクトアドベンチャー)の導入― 「心の冒険教育」活動の手引き |
|
要 旨 |
人間関係の改善を図り信頼関係づくりを進めることは、子どもたちの自己認識及び自己概念の広がりを生み、教育課題の未然防止につながると考え、「心の冒険教育」(PA・プロジェクトアドベンチャー)を具体的に学校教育に導入する共同研究を進めていった。研究の方法は、@「心の冒険教育」の手法の研修。A先進県等との連携。B子どもたちの教育活動や教職員研修での実践。C子どもたちや教職員の変化の検証である。成果として、楽しさを共有する中で子どもの変容はもちろん、教職員の意識の変化が認められ大きな収穫であった。今後の課題として、教育課程上の位置づけや適切なプログラムづくり等があげられ、さらに研究を深めていきたい。 |
|
キーワード |
心の冒険教育 プロジェクトアドベンチャー 体験学習 人間関係づくり 心の居場所 |