近況報告

新入生歓迎遠足に事前学習

 4月28日(水)の新入生歓迎遠足に向けて、準備をしています。生見海岸で野外活動をする計画です。その中で簡易調理器具「メスティン」を使った調理に挑戦します。生徒の主体性を大切に、おかずの材料は指定したり、学校が準備したりせず挑みます。とはいえ、初めてのことに不安はつきもの、事前学習で調理室で試しに調理してみました。水の量の調整が難しい、焦げ付きやすいなど様々な課題が明らかになりました。本番ではきっと課題を乗り越えた頼もしい姿を見せてくれると思います。

生見サーフィンビーチで聖火リレーのサポート

 4月20日(火)に東洋町生見サーフィンビーチで行われた「聖火リレー」に参加してきました。3年生は「サポートランナー」、1年生は応援として参加しました。一緒に走らせていただいた聖火ランナーは、日本一になったこともある東洋町出身のプロサーファー谷口絵理菜さん。200メートル足らずの距離でしたが、甲浦中学校の3年生とも一緒に走ることができ、よい思い出になったことと思います。開催に向け問題が山積みの東京オリンピック。日々努力を続けるアスリートの皆さんも不安でしょう。早くコロナ騒動が収まるのを願っております。聖火は現在九州に渡り7月23日までリレーが続きます。

校長が語る「君たちが生きる時代」

 4月16日金曜日、貴重な3年生の道徳の時間にお邪魔し、プレゼンテーションをさせてもらいました。タイトルは「100年ライフ時代」。リンダ・グラットンさんはその著書「ライフ・シフト」の中で、「2007年以降に生まれた日本人は50%以上が107歳まで生きる。」と書いています。しかも、医療のお世話になり病院で長生きするではなく、若い人たちには今のおじさんおばさんより健康で長生きする人生が約束されているというのです。
 今の野根中学校の生徒たちがそんな時代を豊かに生きようとするとき、必要になるのは、失敗を怖れずチャレンジし、失敗しても次に挑戦し、新しいことを学び、新しい世界に踏み込んでいく勇気です。時間はたくさんあります。1年や2年の停滞は何でもありません。かえってそんな時期に学んだことがその後の人生を照らすこともあるのです。AI(人工知能)に仕事を奪われる時代になると言う人もいますが、AIに負けるのは、自ら考えることをせず、失敗を受け入れ(リスクをとって)前に進む勇気のない人です。君たちが生きる時代は、私たち大人が生きている教育・仕事・引退の単純な3ステージではありません。仕事を掛け持ちしたり、仕事を休んで世界や自分を探索したり、仕事をやめて全く新しいことを学校で学んだり、単純でない豊かな人生のステージを作って行くことが可能なのです。

野根中の令和3年度がスタート!

 希望に満ちた令和3年度が始まりました。お子様のご入学・ご進級、おめでとうございます。入学した1年生や新しい学年に進級した生徒たちは喜びにあふれ、新たな出会いや新しい学習の始まり、新年度のスタートに心を躍らせていることと思います。
 昨年度は、新型コロナウィルス感染症対策のため、長期の臨時休校など、かつて経験のない事態になってしまいました。新型コロナウィルス感染症の収束は、まだまだ先のように思えます。学校でもできる限りの対策を講じていきます。ご家庭でもご協力をお願いします。
 今年度の野根中学校のテーマは「基礎学力の向上と社会性の育成」です。今後、自分の夢を実現していくためには、自分で考える力が必要となります。学力に加えて、野根中学校の生徒には、相手や場面、状況を考え、そうした場にふさわしい話し方や表現方法で、自信をもって自分の思いや考えを伝えることができる「一流の表現力」を身につけてほしいと考えています。こうした力は、毎日の授業、学習、部活動、友達との関わりなどその一つ一つを大切にしていった結果培われるものだと思います。そして当たり前のことが当たり前にできるよう「凡事徹底(ぼんじてってい)」に努めていきましょう。
 新しい1年生2名を迎え、全校生徒7名での出発です。保護者の皆様に信頼されるよう、心新たに教職員一同励んでまいります。ご支援・ご協力をよろしくお願いいたします。

第74回卒業証書授与式

 3月13日(土)に開催します第74回卒業証書授与式につきました、今般の新型コロナウィルス感染症の状況を鑑み、引き続き感染症対策として規模を縮小し、卒業生・在校生・卒業生保護者・学校関係者のみでの開催とさせていただきます。
 ご出席を予定していただいていた地域の皆さまをはじめ、関係者の皆さまには、多大なご迷惑をおかけしまして誠に申し訳ございませんが、何卒ご理解を賜りますようお願い申しあげます。

避難訓練を行いました。

 2月4日(金)4校時に3回目の避難訓練を行いました。今回は、校門左側の橋が地震で通行不可能になったという想定で、押野集会所への避難を行いました。今まで避難訓練をしてきた野根小学校方面より、距離が長く生徒たちは「まるでマラソンみたい。」と言っていました。

旅立ちの日が近づいていきます

 弥生3月、躍動の季節です。今年は寒い日と暖かい日が交互にきているようです。学校のまわりでも土筆が生え始め、田植えの準備が始まったりと春の訪れを感じる頃となりました。そして、いよいよ約2週間後には卒業式を迎えます。今年度は2名の3年生が思い出をいっぱい心に刻み、新しい世界に羽ばたいていきます。「光陰矢の如し」と言いますが、振り返って見るとあっという間に過ぎていった1年だったような気がします。
 今年度は、新型コロナウィルス感染症対策のため、たくさんの行事が制約された1年でした。夏の地区総体や各種県大会の中止。今年度も、川の増水により学校中庭で行われた野外活動。規模縮小・時間短縮で行われた合同運動会。半年以上前から生徒のみんなと話し合ってきた新野根中タイム。どの場面でも、みんなが力を合わせることで乗り切ってきました。これらの経験は、着実に自分づくりと仲間づくり進めることができました。きっと1年前よりも成長した自分がいるはずです。さらに、向上心をもって自分づくりにチャレンジしていってほしいと思います。

新「野根中タイム」ご参加ありがとうございました。

 11月3日(火)、リニューアルされた野根中タイムが行われました。当日は、新型コロナウィルス感染症対策のため当初の予定より規模縮小・時間短縮・ソーシャルディスタンスの徹底など今まで経験のない開催方法となりました。そのため、今までのような多くの来訪者をご招待することはできませんでしたが(約50名の方々が来場していただけました)、生徒たちの「地域に笑顔を・地域に元気を」という思いにはブレはありません。生徒たちは、地域に笑顔を届けようと学習発表や歌やダンス等に大活躍してくれました。

【生徒の振り返り(2年生:地域理解学習)】
★地域の方々に伝わりやすいように、ゆっくりしゃべることができました。改めて地域のことについて分かったし、もっと地域のことをしるいい
きっかけになったので良かったです。
★防災学習で学んだ事を発表するときに間違えてしまった。その時しっかり、「失礼しました」と言えたことが自分の新たな発見でした。
【来場者アンケートより抜粋】
☆現在の町の状況を把握し、対策を考え自分の意見を地域の人に伝えることができていて、この先の野根が良くなっていくことに期待したい。
☆昔~現在~未来と、ストーリー性があり、分かりやすくまとめられていて良かった!

【生徒の振り返り(3年生:キャリア学習)】
★発表が終わった後に、地域の方に応援の声をいただいて、これはもはや「自分一人の夢ではない!」と感じた。地域の方のためにも夢を叶えたいと思った。
【来場者アンケートより抜粋】
☆自分の夢の実現のため、様々なキャリア教育での学びが生きていたと思います。「社長」の具体性が深まっていてビックリしました!
☆素直に頑張ってください。彼ならできると思います。
☆自分の目標を達成するために調べたことにより、より具体的に考えることができていました。少し夢への道筋が見えてきたのではないでしょう
か。

【生徒の振り返り(2年生:人権作文)】
★自分の人権作文「24時間テレビで感じたこと」をお客さんに聞いてもらって、障がい者についてもっと知ってもらえたらうれしいです。
★読み終わったあとに自分の人権作文を聞いてもらえて良かったと思えた。
【来場者アンケートより抜粋】
☆今の気持ちを持ち続けたまま大人になってね!
☆教えられるばかりで、私たちもしっかり見直したいです。
☆二人がそれぞれ感じたこと、考えたことがしっかりまとめられていました。何かから感じとる力よかったです。

【生徒の振り返り(音楽発表)】
★練習の時、不安と緊張でしたが本番が近くなると完成してきて、何とも思わず、来て下さった方々と楽しめるようにと考えてできました。
★歌やダンスは、自分たちが楽しむことで地域の方々を楽しませることができた。ダンスリーダーをやって、みんなにダンスを教えたり、アドバイスをしたりすることができ、まとめることができた。
【来場者アンケートより抜粋】
☆盛りだくさんでしたね!全員で作り上げているって感じでした。
☆コロナ禍の中で、練習が大変だったと思います。その中で自分たちのできる取り組みがしっかりできていたと思います。


第3回 学校運営協議会

 9月24日(木)18:00から、第3回学校運営協議会が開かれました。話し合われた内容は、9月12日(土)に開催された野根地区保小中合同運動会のふりかえり。さらに、第2回学校運営協議会で策定された「めざす子どもの姿(中学校卒業時)」を実現するために、保小中で発達段階に応じた世代別の目標が提案されました。その後、熱議の結果、下記のように決定しました。

 

盛り上がりました。保小中合同運動会。

 9月12日(土)、前日の雨で開催が心配された保小中合同運動会が予定どおり本校グラウンドで行われました。今年は、新型コロナウィルス感染症対策のため、規模縮小・時間短縮・ソーシャルディスタンスの徹底など今まで経験のない開催方法となりました。競技にも様々な制約がありましたが、生徒たちはスローガンどおり、「必笑」で乗り越えてくれました。係の仕事から保育園児の競技のお手伝いまで本当によく頑張ってくれ、さすが中学生と言えるリーダーぶりを発揮してくれました。生徒の皆さん、本当にお疲れ様でした。保護者の皆さま、片付け等ご協力、ありがとうございました。

 


平和学習

 7月31日(金)の3~4校時に平和学習を行いました。講師にお招きしたのは、元JICA(ジャイカ:独立行政法人 国際協力機構)の杉尾智子(室戸市出身)さん。講演の内容は、JICA職員として訪れた中東「ヨルダン」で出会った子どもたちとのふれあいなど世界の現状から、これからの混沌とした時代をどう生きていくのかなど。
 振り返れば7月下旬はたくさんの特設授業がありましたが、どの授業でも生徒たちは熱心に話を聞いてくれました。また、講師の問いかけにも生徒たちは自分の言葉で懸命に答えていました。どの答えにも、講師の思いを理解し、よく考えた答えをしてくれました。その姿には毎回、感心させられました。

 

総合(地域理解)学習

 7月29日(水)の5~6校時に地域理解学習を行いました。講師には、郷土史家の原田英祐さんをお招きしました。
 最初に、記録に残る「自然災害」について資料を用いて詳しく説明していただきました。特に生徒の関心が高かったのは、大地震・大津波は約100年おきに発生していたことや、野根地区の旧国道地区(海岸砂丘地)は、海抜12メートルあり、これは甲浦小学校の2回と同じ高さとおうこと。そのおかげで、野根地区は、大きな津波被害の記録がないことなどを教えていただきました。ただ、学校所在地や自宅近辺、自分の活動範囲の海抜高度や予想される津波の高さを事前に知っておくことと、避難できる場所を確認しておくことが大切だと話されていました。
 6時間目は、事前にお話ししていただいていた野根地区の「室町~江戸時代」についてフィールドワークに出かけました。
【生徒の感想】
 ☆野根は田舎で何もないと思っていたけど、色々な城跡だったり、神社だったり昔のものがそのまま残っていたところもあったので、そ  れを大切にして伝えていこうと思いました。
 ☆野根の昔の家が二階だけど、一階に見せているところがすごいなと思いました。
 ☆原田さんに教えてもらうのは2回目だけど前とは違うことが知れて良かったです。

 

防災学習

 7月28日(火)の3~4校時に防災学習を行いました。講師にお招きしたのは、東洋町役場総務課:奥村さん。近い将来、必ず来ると言われている南海大地震による津波被害についての対策や避難所に指定されている本校のことについて詳しく説明していただきました。その後、フィールドワークに出発し、野根地区にある津波避難タワー等を見学しました。
【生徒の感想】
 ☆まず、自分の身を守らないといけないので自分がケガをしないために家の家具を固定して物があまり倒れてこないようにしておきたい  です。
 ☆避難したら、リーダーを決めることでまとまりがとれると感じた。
 ☆地震が来たときの対応やすべきことがわかった。あせらずに冷静に行動することを大切にしていきたいと思う

 

保小中合同運動会スローガン「必笑」

 2学期最初の大きな学校行事は、もちろん運動会です。1学期にスローガンも決まり、夏休み中から本格的に運動会の準備が始まっています。今年は、未だに収束しない新型コロナウィルス感染症の対策への配慮のため、規模縮小・時間短縮などいろいろな制約が考えられています。例えば、密にならない競技方法とは?など。生徒たちと知恵を絞りながら準備を進めています。できる限りの感染症・熱中症対策をとりながらも、やはり、生徒たちの思い出に残る運動会にしていきたいと考えています。

 

2学期が始まりました。

 新型コロナウィルス感染症対策のための臨時休業の影響で、短縮された夏休みが終わり、2学期がスタートしました。生徒の皆さんはこの休みをどのように過ごしましたか?部活に一生懸命取り組んだ人。家族や友だちとの時間を多くとった人。予定や計画通りにいかず、宿題が終わってなく慌てた人など。それぞれが色々な過ごし方をしたと思います。
 そんな夏休み気分を早く切り替えて学校生活中心に戻していきましょう。この2学期には、大きな学校行事が2つあります。9月に行われる『保小中合同運動会』と11月に行われる『野根中タイム』(文化的行事をリニューアルします。)です。この行事は、学校がこれまで以上に1つにまとまれるチャンスを与えてくれる行事です。リーダーを中心に行事を通して生徒がまとまり、仲間の絆を深めていってください。更に、すばらしい野根中学校にしていきましょう。 

 

生徒総会が行われました。

 6月10日(水)、年に1度の生徒総会が行われました。生徒総会は、「生徒自身が自分達の学校生活について、みんなで話し合い、約束事をつくったり、確認し合う大事な日です。生徒のみんなは、自分の役割を理解し、自分のため、みんなのために意見を出し合い有意義な時間を過ごすことが出来ました。 

 

 

 

水泳開始

 6月1日(月)の午後から、毎年、お借りしている野根小学校のプール掃除を小学生達と行いました。予め、小学校の先生方が作業してくれていたので、スムーズに作業を行うことが出来ました。それでも生徒数が減ったため、中学生だけ30分延長しましたが、みんなが頑張ってくれたおかげで昨年以上にきれいに仕上がりました。


 交流レク・写生会を行いました

 5月26日(火)、先月末の臨時休業で延期になっていた「交流レク」と「写生会」を行いました。「交流レク」は、元々、新入生歓迎行事でしたが生徒から新しい先生と早く仲良くなるキッカケにしたいという要望で今年度も開催することになりました。企画運営は、生活体育保健委員長の髙橋大河さんが中心に頑張ってくれました。
【生徒の振り返りより】
「新メンバーで楽しくケガもなく思い出をつくることができた。バレーが接戦になり協力して声がけなどしていて良かったです。」
 午後からは、野根漁港に写生会に行ってきました。天気が心配されましたが、最後まで曇り空のおかげで快適な写生会になりました。ただ描いていた船の作業が始まり、別の作業が始まり、別の場所に移動してしまったりと、ハプニングもあり楽しい時間になりました

 野根中の令和2年度がスタート!  

皆さんの進級を祝うかのような穏やかな日和のなか、新学年がスタートしました。新任式、始業式の話を聞く態度もよく、あいさつもしっかり返せていました。
 今年は、新型コロナウイルス感染症対策のため、長期の臨時休校など、私たち教員もかつて経験のない事態になってしまいました。県内でも、臨時休校を継続する市町村もあり、新型コロナウイルス感染症に収束は、まだまだ先のように思えます。学校でもできる限りの対策を講じていきます。ご家庭でもご協力をお願いします。
 さて、3年生は最高学年。「野根中の顔」として後輩達をリードし、自らの進路を努力して切り拓いていく年です。2年生は、中堅学年となります。さらに力や可能性を伸ばし「中身」をつくっていく年です。「事の初めに宿る力」。新しいスタートにあたってみなぎる前向きな気持ちを大切に、目標を持って「新しい自分」をつくっていってほしいと思います。そして、誰もが笑顔で、安心して、充実した生活を送れる野根中学校にしていきましょう。
 保護者の皆様、今年度も職員一同、生徒たちの成長を支え、より良い野根中学校にしていくために精一杯努力してまいります。昨年度同様、本校の教育活動にご理解とご協力、ご支援をいただきますよう、よろしくお願い申し上げます。