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令和3年 創立148周年を迎えます。文武両道の質の高い教育を目指しています。

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令和2年11月27日(金)1年生理数科 ミニ課題研究U発表会

 11月27日(金)に、ミニ課題研究Uのポスター発表会を実施しました。2学期は物理・生物・地学・数学の各分野においてミニ課題研究に取り組んできましたが、その取り組みの成果をポスターにまとめて発表を行いました。物理分野では「重力加速度」、生物分野では「原形質流動」、地学分野では「地震波」、数学分野では「円周率」をテーマに発表が行われました。3学期からは、2年次課題研究のテーマ設定に取り組んでいきます。

以下、生徒の感想(Feelnoteより一部抜粋)

・どの班も一目見てどんな実験をしたのかが分かり易く表記されていました。また、表や写真を多く使用している班は、発表にもある程度の安定感やゆとりが見らました。文章だけでポスターを構成するのではなく、写真や図、グラフを用いることでポスターはより良いものになるということが分かりました。

・僕たちの班は、原形質流動の速さの変化について調べました。その過程で上手くいかないこと失敗することがたくさんありました。そのたびに考え、やり直し、成功まで持っていく。そして、他の班の発表を聞くことで新しい発見が生まれるこういった経験がこの先とても重要になって来ると思います。なので、こういった経験ができてとても良かったです。

・今回のミニ課題研究ポスター発表会では、どんな選択をすれば聞き手に理解してもらいやすくなるのか、自分達の言いたい事が伝わるのかを班の人や担当の先生と考えて発表する事ができました。教頭先生が仰った、“思考力・判断力・表現力”が身につく事を実感できたと思います。

令和2年11月26日(木)2年生理数科 サイエンスセミナー生物

 11月26日(木)、理数科2年生の次年度生物選択者を対象としたサイエンスセミナーを行いました。講師は本校出身者で寄生虫学を専門とされている熊沢秀雄先生(NPO法人こうちフィールドミュージアム協会代表)。生物の教科書で系統分類の単元で簡単に触れるのみの寄生虫の生態、そこに医学の視点を加えた宿主の健康に対する影響など、授業とは違った切り口で講義をしていただきました。その中で紹介された寄生虫や近所で採取された原生生物やなどのプレパラートを講義後に実際に観察する中で生徒の口からは「エキノコックス気持ち悪い」、「ラッパムシ動いてる!かわいい!」などの声が上がっていました。他にも熊沢先生が実際に地元の山で採取した昆虫の標本をもとに、様々な生物の生存競争に勝つための巧みな振舞いについての説明を受けた生徒たち。普段は気にしていない池の中や、昆虫や魚の中に潜む小さな生き物に関心を向けた様子でした。

令和2年11月26日(木)2年生理数科 OZUサイエンス地学(耐震・免震・制震)

 11月26日(木)2年生理数科23名が地学「耐震・免震・制震」について、OZUサイエンスを行いました。地震災害対策について学習したのち、建築構造物についての対策である「耐震・免震・制震」のそれぞれの特徴について学びました。また、紙模型を使って3つの対策が持つ地震の揺れに対しての効果の違いを学び、建築構造物の「耐震・免震・制震」対策の違いについて理解を深めました。

令和2年11月21日(土)SSH物質化学体験ゼミ

 11月21日(土)本校化学実験室で、高知大学農林海洋科学部より金野大助先生をお招きして、SSH物質化学体験ゼミ「香りのある分子の合成」を実施しました。 本実験は、果物様の香りの主成分であるエステルの合成を通して、合成化学の基礎および分子の構造について学ぶことを目的として実施しました。有機化学に関する基本事項について学んだ後、反応させるアルコールとカルボン酸を1種類ずつ選び、実験を進めていきました。一般的な高校の実験では扱うことのない実験器具を使っての実験でしたが、TAの大学院生などに指導を受けながら、目的のエステルを合成することができました。

以下、生徒の感想(一部抜粋)

・なかなか高校では出来ない実験や内容が聞けて良かったです。

・普段全く扱わない薬品や実験器具に触れることで、教科書で学ぶだけでは分からない操作手順や注意点を理解できたと思います。

・薬品を使ったり、器具を使ったりと初めての事もあり、とてもワクワクしました。今回は、簡易なもので代用する過程もありましたが、大学ではどのようにするのか興味が湧きました。

令和2年11月18日(水)科学英語Uポスター発表会

 11月18日(水)に、高知大学の大西浩平教授、高知工科大学の長ア政浩教授、高知大学の外国人留学生7名、県内ALT4名をお招きして、3年生理数科が、英語でのポスター発表会を行いました。 初めは、英語の発表に戸惑っていましたが、徐々に自信をもって発表している姿が伺えました。留学生やALTからの質問に悪戦苦闘する場面もありましたが、身振り手振りを交えて懸命に応答し、最後まで発表をやり遂げることができました。大西教授および長ア教授からは「ポスターに書かれている文章の量を減らし、会話による応答をもっと増やすことで、もっと英語力を伸ばすことができる」「英語を使った発表はこれからがスタートである。情熱をもって今後も頑張ってほしい」と激励していただきました。

以下、生徒の感想(一部抜粋)

・質疑応答は、一応答えられたものの、聞き取れずに答えられなかったものがあるので、リスニング能力がもっと必要だと感じた。また、日本語のポスターを英訳するだけでは文字が小さくなりすぎて、オーディエンスへの配慮が欠けていると感じた。

・今回の発表では、国によって英語の発音の仕方が違うということに驚いた。聞き取りやすい英語や少し聞き取りにくい英語もあり、こういった個人の特徴にも対応できるようになる必要があると感じた。

・英語で質問されたことに対して英語で答えるので、リスニング力だけでなく文法理解などの知識も深まりました。

令和2年11月12日(木)1年生理数科 サイエンスフィールドワーク

 11月12日(木)1年生理数科がサイエンスフィールドワークと題し、高知大学海洋コア総合研究センターを訪問しました。地球探査船「ちきゅう」が世界各地で採掘したコアサンプルを保管する世界で3カ所しかない貴重な研究施設を見学しました。色分けした砂を用いた実験から、日本列島がプレートの動きによって作られていく様子を学習しました。 午後からは安芸郡芸西村の海岸に移動し、中生代白亜紀前後につくられた地層と午前中に実験した地層を比較したり、ガンマ線やエックス線を用いた計測器で、地球の中心から噴出してできた岩石と、生物が堆積してできた岩石を見分ける方法などを学習しました。周期的に発生するといわれている南海トラフの発生メカニズムから、私たちが住んでいる高知県の地層の作られかたまで体系的に学べるフィールドワークとなりました。

以下、生徒の感想(Feelnoteより一部抜粋)

・ちょっとした実験をしたり世界一周航海や南極の研究についての話を聞いたりして、色々なことに興味を持つことができました。講演の最後に仰っていたことがとても印象に残っています。それは、「アンテナを360°色々なところにはることが大事」ということです。視野を広げ、経験を積み、自分の目で見て体験することで、自分の将来についての考えを広げられ、将来の役に立つということが心に響きました。

・身近にあったけれど知らなかった地層の種類などを実際に見たり触れたりしながら体験出来てとても楽しかった。初めは分からなかった違いもやっていくうちに少しずつ見分けられるようになっていったので、とても面白かった。

令和2年11月12日(木)1年生普通科 地域フィールドワーク

 11月12日(木)に「地域フィールドワーク」を実施しました。普通科1年生が各クラス5〜7名のグループを編成し、7つの分野に分かれて、各施設や企業でお話を聞いたり、見学等することで、企業の特色や強み、高知県の地域課題解決に向けた取り組みなどについて学びました。帰校後はグループごとに意見交換やまとめなど振り返りを行い、情報共有を図りました。  

以下、生徒の感想(Feelnoteより一部抜粋)

・今回の地域フィールドワークを通して、より深く看護や医療のことについて知ることができた。自分は将来、放射線技師になる道に進もうと考えているが、講演前までは看護師とは全く異なる仕事だと思っていた。しかし、講演後では、二つの仕事は「人を助ける・人を思いやる」という点で同じなんだと分かった。ディスカッションタイムでは自分は病院で息を引き取ることを選んだ。親の気持ちで考えたら、自分の最後を見て欲しくない・悲しんで欲しくないと思ったからだが、こんな風に日頃から人の気持ちをよく考えられる人になりたいと思った。

・「高知県の課題」と聞いた時、過疎化や農林漁業の衰退など色々な問題が思い浮かんだが、「高知県のいい所」と聞いた時、あまり何も思い浮かばなかった。そしてコロナの流行っているこの時期、都会から高知県へ移住希望者が増えていることを知った。都会の人や外国の人と地元じゃ見え方が違うのだと分かった。私は全然高知県のことを知らないんだと改めて思った。これからはもっと色んな知識を学んで、経験を積んで、「高知県にはこんなにいい所があるんだよ」と自慢できるようになりたい。

・高知県は世界的に見て、かなりの速さでプレートが動いていると知って、地震発生の身近さを感じた。高知県は年間を通して降水量が多く、大雨や突風には強いが、地震発生後の液状化には弱いことを知った。また、高知県の近くを通る台風は位置によって、雨や風の程度を知ることが出来るという事がわかったので、これからは天気予報などを活用して、事前に対策し被害を最小限に抑えたいと思った。

・農業技術センター・南国スタイル、どちらの事業所も病気に対する対策がしっかりとしていた。南国スタイルでは、オランダのハウス(天井が高い)を使うことで、一株を高くまで成長、収穫量も増え、平野が少ない高知のことをよく考えているなと思った。技術センターでは、サーモグラフィーで病気の野菜を見つけたり、オランダの温度管理技術(朝はゆっくり温度を上げて夕方に一気に落とす)と炭酸ガスを使って光合成を促進させていた。こんな考えができるなんて凄いと思った。両方の事業所がオランダの技術を使っていたので、オランダの農業を調べてみようと思った。

・高知城博物館は何度も見に行ったことがあったけど、知らないことが沢山あった。関係者しか入れないところに入って説明を受けるのは、とても楽しかった。事業所ごとに違った課題もあったが、「自分たちの働いている場所のことをみんなに知ってもらって、見に来て欲しい。」という、共通の課題があった。私自身、文学や絵画が好きなので、色々な人に知ってもらいたいと思う気持ちがよくわかった。

・旭食品はとても大きな会社だと思った。支店がいくつもあり、卸売業者として色々な企業を支えていることが分かった。また、地域との繋がりも大切にしていて、例えば清掃活動なども行っていることなど、凄いなと思った。そのような活動を行うことで。旭食品の中で団結力がより強くなり、より良い企業になって行けるのだなと感じた。コロナ中でも、仕事を中断してしまうと同時に商品の流れも止まってしまうから、衛生面に気をつけながら仕事を行っていて大変だなと思った。

・ものづくりにおいての総合的な課題は、持続可能な機能性建造物(撤去が簡単、時代のニーズに適用できるもの)を造っていくことだと感じた。世界で活躍する企業は「整理整頓」など、人間的な基本的な事も徹底していて、他の企業とはそこが違うのかなとも感じた。自分は理系の道に進むことは恐らくないが、理系的な面で物事を見つめることも大事だなと思った。

令和2年10月30日(金)1年生理数科 ミニ課題研究U

 1年生理数科では、2学期から物理・生物・地学・数学の分野に分かれて、ミニ課題研究Uに取り組んでいます。それぞれの分野で、リサーチクエスチョンや仮説などを立てて実験活動に取り組み、その結果を11月27日(金)にポスター発表する予定です。これから、実験で得られたデータの分析・考察などを行い、ポスターにまとめていきます。パソコンを用いてデータ処理をするグループなどもあり、1学期よりも成長した姿が見られ、頼もしく感じられます。

令和2年10月29日(木)2年生理数科 OZUサイエンス物理

 10月29日(木)、2年生理数科がOZUサイエンス物理(弦を伝わる波の速さ)の実験を行いました。 まず、波の速さと重さの関係を調べるグループと、波の速さと弦の種類の関係を調べるグループに分かれてそれぞれ実験を行いました。その後、2つの実験グループで互いの結果を共有し、弦を伝わる波の速さがどのような要素で決まるのか考察を行いました。 生徒たちは、結果の誤差が無くなるように工夫し、互いの考えを出し合いながら協力して実験活動に取り組んでいました。

以下、生徒の感想(一部抜粋)

・今回のOZUサイエンス物理では、チームでの活動の後、他チームとの情報共有などを経て結果を導く形であったので、他者と連携・協働する力が特に伸び、良い授業であった。

・グラフの作成に慣れていなかったので少し時間がかかってしまったけれど、メンバーと協力して取り組めた。また、教え合いながら実験を行うことができたので、これからも心掛けていきたい。

・時間が足りなかったということと、実験が失敗したこともありもう一度挑戦したいと思いました。

令和2年10月16日(金)2年生理数科 サイエンスフィールドワーク

 10月16日(金)に、香川県坂出市の瀬戸大橋記念館と与島PA内にあるアンカレイジを見学しました。記念館では、瀬戸大橋建設に至るまでの歴史や瀬戸大橋架橋工事の方法について、実際に使用した機械や実物模型などの展示を見て学ぶことができました。与島PAでは、通常は入ることのできないアンカレイジ内に入り、本州四国連絡高速道路の川西さんより、瀬戸大橋ができる工程を展示したパネルを使って、工事の流れと建設に使われている技術について説明していただきました。 スケールが大きいだけに、保守点検作業にも長い時間がかかるとのことでしたが、今後何十年も維持するために必要な作業であるとのお話があり、巨大建造物等の維持管理技術の重要性を学ぶことができました。

以下、生徒の感想(Feelnoteより一部抜粋)

・今回のサイエンスフィールドワークは、とても新鮮であった。9.4kmに及ぶ瀬戸大橋を架けるのは想像以上に難しいことだろうと思う。橋が完成するまでの歴史はとても興味深く、橋の内部構造は普段は見られないものだったため、貴重な経験ができてよかった。

・橋梁やアンカレイジに特殊な塗装をして、鉄のサビや潮風の影響を防いでいることを知り、「100年以上瀬戸大橋を保つ」という大きな目標を達成できるように取り組んでいることにとても感動した。

・今回のサイエンスフィールドワークでは、事前学習で瀬戸大橋開通の経緯や当時の技術者達の苦労や技術の開発、その応用について学び、関心が深まったと同時に興味がわいた。現地学習では、瀬戸大橋の模型や実物の一部などを見学しながら、開通にあたって使用された技術(複断面トンネル工法・モルタル注入・メタルタッチ検査・AS工法など)を学ぶことができた。特に、鷲羽山トンネルの開通にあたり複断面トンネル工法を開発し、世界初の二段双設トンネルを制作したこと知り、当時の技術者の思いや行動力にとても感銘を受けた。

令和2年9月4日(金)1年生普通科課題研究講演会

 9月4日(金)、普通科1年生を対象として、高知大学次世代地域創造センターの講師 梶 英樹 様より、「みんなで描く高知の未来〜持続可能な開発目標(SDGs)〜」と題して講演をいただきました。講演では、「持続可能な開発目標(SDGs)について」、「SDGsの大事なポイント」、「高知の地域課題をSDGsを使って考えよう」、「SDGsの達成に向けて行動するために」などについて、スライドを用い、具体的な事例を交えてお話しいただきました。ご講演を通して、物事は一方向からではなく、複眼的に捉えることで、課題が見えてくること、また、どのように課題解決をしていけばよいのかを考えるヒントをいただきました。

以下、生徒の感想(一部抜粋)

・物事の課題は、必ずつながりがあるので、そのつながりを考えることが大切だと分かりました。今の行動は、未来へ大きく影響するので、未来のことを考えて、今、私たちがすべきことを考え、行動に移すことが大切だと分かりました。

・SDGsという言葉を聞いたのは初めてでした。どのような取り組みをされているかが分かりました。今何をすべきか考えることが大切であり、また、人に任せるのではなく、自分に出来ることを行動することが重要だと改めて考えさせられました。

・みんな課題が分かっているのに、自ら行動しないことがいけないことだと思いました。高知のことに関心を持たないといけないと思いました。

令和2年8月26日(水)SSH課題研究発表会

 8月26日(水)に、3年生理数科によるSSH課題研究発表会が行われました。今年度は、新型コロナウィルスの影響で多くの発表会が中止となっていましたが、感染防止対策を取ることで、発表会を実施することができました。発表会では、来賓の方々から多くの質問やアドバイスをいただき、貴重な経験を積むことができました。また、連携校である京都府立桃山高等学校とは、動画発表という新たな形での連携を行うことができました。今後も様々な形での連携を模索し、理数教育の発展に向けた取り組みを行っていきたいと思います。 今後は、11月に行われる英語による課題研究発表会に向けて、英語版ポスターの作成に取り組んでいきます。

以下、生徒の感想(Feelnoteより一部抜粋)

3年生(発表者) ・すごく達成感がある。周りの方々から評価された時、今までやってきたことが報われたというか、いろんなことを考えて涙が出た。課題研究をする中で身についたことは今後の研究や大学で生かしていきたい。本当に理数科でよかった。

2年生 ・私は、「色々な視点をもってプレゼンを聞く」を目標にして発表を聞いた。前回より色々な視点で見ることができ、疑問を多く持つことができた。この色々な視点から見るということを自分たちの課題研究に生かしていきたいと思う。

1年生 ・目的達成のための道筋を、自分たちの力で見つけ出せていることがすごいと思いました。そして、発表の仕方やポスターの作り方の工夫など、沢山の見習うべき点見つけることができました。

令和2年8月2日(日)小学生のための科学実験講座

 8月2日(日)、本校へ小学生20名を招き「小学生のための科学実験講座」を開催しました。本校の生徒13名が「小津チューター」として、小学生の実験補助を行いながら、水の性質について様々な実験に取り組みました。小学生の皆さんには、実験を通して体験的に学ぶことで、サイエンスに対する興味・関心を高める機会にしていただけたのではないでしょうか。また、科学部の生徒による液体窒素を用いたサイエンスショーも行われ、普段あまり目にすることのできない現象を見たり、体感することで、引率の保護者の方々にも一緒にサイエンスを楽しんでいただくことができました。

令和2年7月24日(金)第6回中高生のためのかはく科学研究プレゼンテーション大会

 7月24日(金)に、『第6回中高生のためのかはく科学研究プレゼンテーション大会』が愛媛県総合科学博物館で開催された。ステージ部門には、数学をテーマとした「新しいニムゲームとその必勝法」の発表、ポスター部門には「発泡スチロールを分解可能なミルワーム消化管内の細菌は培養可能であるのか」の発表が参加した。 新型コロナウィルスの影響で、規模を縮小して実施された大会であったが、参加校の研究発表はレベルが高く、互いに刺激し合うことができた大会であった。

令和2年7月23日(木)SSH成果報告会

 7月23日(木)に、SSH成果報告会を開催しました。成果報告会では研究主任より、昨年度までの取組とその成果について、中間ヒアリングを受けての改善点などについて報告がありました。また、SSH事業に取り組んだ4名の生徒から事業の内容や感想などが発表されました。運営指導委員の皆様や来賓の方々に、直接生徒の声をお聞きいただく良い機会とすることができました。これからも理数教育の発展のため、成果の普及に取り組んでいきたいと思います。

令和2年7月22日(水)27日(月)物理実験体験ゼミ

  7月22日(水)と27日(月)に、物理実験体験ゼミを実施しました。新型コロナウィルスの感染防止対策として、22日に6名、27日に8名と参加者を分散させての実施でした。
 高知大学の加藤治一先生から超伝導の講義を受けた後、実験に取り組みました。液体窒素を使って銅酸化物を冷却して超伝導の状態にした後、磁性の調査を行ったところ、ネオジム磁石では、磁石が浮くほどの反磁性が見られました。また、液体窒素で冷やしながら、一定電流での電圧を測定し、電気抵抗を求めると、抵抗が急激に下がる様子が確かめられました。参加生徒にとっては、高校物理を超えた高度な内容の実験を体験することができ、とても良い経験となりました。

令和2年7月16日(木)2年生理数科 課題研究テーマ報告会

  7月16日()、理数科2年生理数科が、これから始まる課題研究のテーマ報告会を行いました。39名の生徒は、11チームに分かれて、研究テーマやリサーチクエスチョン、研究手法などを発表しました。課題研究への取り組みを通して、課題発見力やプレゼンテーション能力などのメタ認知的能力を向上させ、これからの社会で求められる人材へと成長してもらいたいと思います。

令和2年7月3日(金)1年生理数科 ミニ課題研究T発表会

 7月3日(金)に、ミニ課題研究Tの発表会を実施しました。1学期は化学分野において「質量保存の法則」を題材にミニ課題研究に取り組んできましたが、その取り組みの成果をポスターにまとめて発表を行いました。開放空間と密閉空間で行った実験結果の違いなどをもとにしっかりと考察がされており、質の高い発表会を行うことができました。2学期からは、物理・生物・地学・数学の各分野に分かれて、それぞれミニ課題研究Uに取り組んでいきます。

令和2年7月3日(金)普通科3年生課題研究学年発表会

 7月3日(金)に3年生普通科課題研究学年発表会が行われました。 クラス発表会で選出された,各クラス代表者6名が,「研究背景,研究目的・意義,研究手法」,「結果」,「考察」などについて,スライドなども活用して発表がなされました。この発表を通して十分な情報共有がなされたことと思います。また,ご出席いただいた本校のSSH運営指導委員の皆様から,クラス代表生徒に対して直接,多くのアドバイスをいただきました。この貴重な経験を高校卒業後,大学や社会人になってから,さらに研究を続けていく機会があればと期待するところです。

生徒の感想

 活動を通して高知県の地域課題を改めて考えることが出来ました。高知県は少子高齢化,人口減少,学力の低下を中心にさまざまな課題があり,それらを解決するためには,一人ひとりの意識が大切だと思いました。AIには真似できない思考力,判断力,想像力をつけることが,これからの人材育成の中でもっとも大切なことであると分かりました。

 高知県の課題と何かを関連づけて課題研究するのかによって,とても分かりやすく面白くなるのかが分かった。今回の発表では,自分では思いつかないような視点で調べていて興味を惹かれるものが多くあった。よく聞くワードとかでも調べた結果,そこからどんな提案をするのかで,また面白さが出るのではと思う。発表を見てくださった先生方が言っていたことで,調べる前と後の自分の考え方がどう変わったのかというのが重要だと知った。自分が論文で書けていなかった所が多く見つかったので,これからに役立てると思った。  

令和2年6月26日(金)総合的な探求の時間 「高知県の地域課題」

 令和2年6月26日、総合的な探究の時間において、「高知県の地域課題」についての 講演がありました。講師は高知県産業振興推進部 計画推進課 特別経済対策室チーフ 永倉 慶太 氏。演題は「高知県産業振興計画について〜高知県の現状と課題」でした。 以下生徒感想です。

 高知県産業振興計画によって、明らかに高知が元気づいている、凄い」ということを今日1番感じた。私も、高知の食は最強だと思っているので、「地産外商」の他にも、何か方法をがないか考えてみたいと思った。また、人口減少についても調べたいと思った。四万十市の方へ行くと、夜はほとんど誰もいなかったり、歩いている方の高齢者の割合が高く、やはり、人口が減っているんだなと感じたことがある。解決のためには、県内外の人に高知をPRする必要があると思うので、これから深く考えていきたい。

 高知県が、食に対して高い評価を受けていることは初耳だった。食や自然の良さを活かして、観光業が盛んになってほしい。四国4県がライバルにならず、一丸となれば、観光客や移住者も増えるのではないかと考えた。高知県民の中には高知に誇りを持っていない人がいると思う。その人たちが出身地に自信を持てるようになる取り組みを今後考えてみたい。県外にいる高知県出身者を呼び戻したいと思った。

 高知県の人口がどうすれば増えるかまでは考えたことがなかった。増加させる取り組みが、それぞれの高知県の課題解決につながると思った。事前学習で、高知県の魅力を考えた時に、スタンダードなものしか思い浮かばなかったが、講演を聞いて、それぞれの地域でアピールしているものがあることを知れた。産業振興計画の成果が表れていることが凄いと思った。  

 私はこれまで「高知は栄えてない、なぜ、もっと楽しくなるようなものを作らないのか」と無責任に思っていたが、今日の講演を聞いて、自分の知らないところで多くの人が、たくさんの努力を積み重ねていることが分かり、申し訳ない気持ちになった。高知の魅力についても意外に多くて驚いた。10年程度過ごして、高知のことを知った気でいたが、まだまだで、もっと勉強しようと思った。特に、高知県の人口増加のために、移住者へのサービスや住みやすい環境づくりについて、また、その他に何か方法はないのか、今後考えてみたいと思った。

令和2年6月12日(金)科学英語T ロウソクの科学

 6月12日(金)、2年生理数科の生徒は、科学英語Tの時間にロウソクの実験を行いました。熱で気化したろうそくは酸素と結びついて燃えるが、容器をかぶせると酸素が供給されず火は消えてしまいます。それでは、火のついた長いロウソクと短いロウソクに、容器をかぶせるとどうなるか?生徒は、結果を予想しながら実験に取り組みました。実験結果は、長いロウソクが先に消えました。
 科学英語Tでは、実験手法についての説明を英語で行うため、実験手順についての理解や結果の考察に、頭をフル回転させながら取り組んだ1時間であったと思います。

令和2年6月5日(金)1年生理数科 ミニ課題研究T

 6月5日(金) 1年生理数科の「探究基礎」の授業において、ミニ課題研究Tへの取組が始まりました。1学期は化学分野において「質量保存の法則」を題材にミニ課題研究に取り組みます。リサーチクエスチョンや仮説などを立てて実験活動に取り組み、その結果を7月に発表します。「なぜ」という疑問を大切に、これからの探究活動に取り組んでもらいたいと思います。

令和2年6月4日(木)2年理数科課題研究テーマ決定に向けてA

 6月4日(木) 2年生理数科の課題研究テーマ決定に向けての活動が行われました。この日は、物理・化学・生物・地学・数学の分野に分かれて、研究テーマおよびリサーチクエスチョンについて話し合いを行いました。指導担当の教員から熱心な指導を受け、順調にテーマを決定することができたグループもあれば、先行研究のリサーチ不足から、テーマの練り直しが必要なグループ出てきました。
 7月16日の課題研究テーマ報告会に向けて、今後もしっかりとした先行研究の調査並びにグループでの話し合いを行い、自らの興味・関心に基づいた研究テーマの決定をしてもらいたいと思います。

令和2年5月29日(金)2年生理数科 科学英語Tオリエンテーション

5月29日(金)2年生理数科を対象とした科学英語Tのオリエンテーションが実施されました。「科学英語」の授業では、講義・実験・データ分析・レポート作成・プレゼンテーションをすべて英語で行うことで、英語を使用する機会を増やすとともに、コミュニケーションツールとしての英語の必要性を体験してもらうことが目的です。また、Web会議システムを用いて、海外の生徒と交流を図ることで、国際性の育成も図るようにしています。

令和2年5月28日(木)2年生普通科 課題研究オリエンテーション

5月28日(木) 体育館で普通科2年生を対象に、「総合的な探究の時間」のオリエンテーションが行われました。初めに、3年生の代表者2名による中間発表を聞いて、ゴールイメージを持った後、1年次に学んだ高知県の特徴や課題について振り返り、今年度1年かけて取り組む課題研究について見通しを持ちました。特に、テーマ設定に向けて、最初に取り組むマンダラートをつくる方法やその意味、研究を進めるうえでの注意点について理解を深めることができました。論文完成を目指して、有意義な取り組みになることを期待しています。

令和2年5月28日(木)SSH台湾海外研修報告会

5月28日(木)に、昨年度の12月15〜19日に実施されたSSH台湾海外研修の報告会を行いました。今年度は、新型コロナウィルスの感染拡大防止のため、報告会を体育館で実施しました。 研修に参加した生徒8名が3グループに分かれて、訪問先での研修についてプレゼン発表を行いました。海外の文化や科学技術のレベルの高さ、英語でのコミュニケーションの重要性など多くの気づきを得ることができたようです。 今年度は、理数科の保護者を招きしたことで、生徒の体験活動がどんなものであったか伝えることができました。活動内容が分かり、報告会に参加して良かったというご意見をいただきました。

以下、生徒の感想(一部抜粋)
【3年生発表者】
・ロボットアームのプログラミングなど、SSH体験ゼミみたいに学べることが多い研修だと思いました。ドローンを使ったヤシの木の保全活動は応用が利きそうなので、Society5.0を感じました。

【2年生】
・自分たちが課題研究に取り組んだうえで、海外の人に発表を通して交流するということにとても興味が湧きました。研究を英語で発表するということに興味を持ったので、科学英語に力を入れたいと思いました。

【1年生】
・台湾研修に興味はあまりなかったが、先輩の話を聞き、慣れない言語に囲まれ、不安なこともあるけど、それ以上に科学的関心が深まると分かり、理数科に入学した実感が湧きました。

令和2年5月28日(木)2年生課題研究テーマ決定に向けて

5月28日(木)に2年生理数科の課題研究テーマ決定に向けての活動が行われました。今年度は、新型コロナウィルスの影響で臨時休校が続き、課題研究への取組も行えていませんでしたが、いよいよ活動が再開されました。 初めに、現在行われている課題研究の内容などについて各担当者から説明がありました。その後、研究分野ごとに分かれ、リサーチクエスチョンの決定に向けた話し合いが行われました。課題研究に取り組む『不安』や『期待』の声がそれぞれ聞かれましたが、新たに探究活動に取り組む新鮮な気持ちを忘れずに取り組んでもらいたいです。また、引き続き感染拡大防止に留意しながら、活動に取り組んでもらいたいと思います。

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