令和6年10月30日(水) 理数科2年生 課題研究 |
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理数科2年生「理数探究」の授業では、課題研究への本格的な取り組みが進められています。本年度は、物理2班、化学2班、生物1班、防災1班、総合科学2班に分かれて研究を行っており、実験装置の制作や実験、調査を進めています。11月には研究の進捗状況を確認するために中間発表会を行い、情報共有のほか研究の方向性などについて議論していきます。
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令和6年10月26日(土)、27日(日) SSH科学巡検体験ゼミ |
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10月26日(土)、27日(日)に、ユネスコ室戸世界ジオパークを訪問して科学巡検体験ゼミを実施しました。 初日は室戸岬周辺で隆起したタービダイトの砂泥互層の堆積構造や貫入した斑レイ岩、接触変成作用でできたホルンフェルスなどの観察を行いました。また、日沖漁港に移動して、枕状溶岩の立体的な様子を観察してマグマが噴出した時の上下関係などを考察しました。
2日目は、磯の潮だまりに生息する生物の様子を観察したり、むろと廃校水族館で海洋生物へのエサやり体験を通して、魚の学習行動について体験的に学びました。
2日間のフィールドワークを通して、高知県東部地域の地質形成過程や四国南東地域の植生について理解を深めることができました。 |
令和6年10月26日(土) 化学実験体験ゼミ |
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10月26日(土)高知大学理工学部で、化学実験体験ゼミを実施しました。 午前の部では、化学生命理工学科の今村和也先生の指導の下、「触媒による色素の合成」実験を行いました。異なる酸触媒(陽イオン交換膜、ゼオライト、硫酸)を用いることで、目的物のフルオレセインの合成にどのような影響がでるかを体験的に学びました。
午後の部では、化学生命理工学科の永野高志先生の「グリニャール試薬を用いた炭素−炭素結合形成反応」についての実験を行いました。永野先生の研究室で、大学生や大学院生が毎日行っている専門的な実験で、繊細さと丁寧さが求められる難しい実験でしたが、最後まで粘り強く取り組み、目的物の単離まで行うことができました。
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令和6年10月25日(金
) 理数科1年生 ミニ課題研究U |
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理数科1年生「理数探究基礎」の授業では、物理・生物・地学・数学の4分野に分かれてミニ課題研究Uに取り組んでいます。各分野のテーマは「重力加速度」「遺伝子(DNA)」「大気圧」「円周率」で、実験や調査を通して探究的に学びます。12月には実験や調査で得られた成果をスライド発表します。 発表会では、自分たちの取組を初めて聞く人に、より良く伝えるためのプレゼンテーション力を磨いてほしいと思います。また、質疑応答を通して議論することで、課題発見力や情報収集力、批判的思考力も高めてもらいたいと思います。 |
令和6年10月23日(水) 理数科2年生 サイエンスフィールドワーク(瀬戸大橋見学実習) |
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10月23日(水)に、サイエンスフィールドワークとして、香川県坂出市の瀬戸大橋記念館と与島PA内にあるアンカレイジの見学実習を実施しました。 記念館では、瀬戸大橋建設の肝であったケーソン設置の海中大工事について、実際に使用した機械や実物模型などの展示を見ながら深く学びました。与島PAでは、瀬戸大橋を実際に見ながら、本州四国連絡高速道路の職員の方から橋の概要やその管理・維持方法などを説明していただきました。通常は入ることのできないアンカレイジ内に入り、瀬戸大橋の建設手順についてもパネルを使って説明していただき、瀬戸大橋を200年以上利用するために徹底した保守管理が行われていることやAIを利用した点検などが始められたことなど、最先端の科学技術に関わるお話を聞くことができました。 |
令和6年9月10日(火) OZUサイエンス物理(弦を伝わる波の速さ) |
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9月10日(火)に、理数科2年生がOZUサイエンス物理の実験を行いました。 実験は1つの班がAとBの2つのグループに分かれ、Aグループは「波の速さと重さの関係を調べる実験」に、Bグループは「波の速さと弦の種類の関係を調べる実験」に取り組みました。 そして、実験後にAとBのグループが元の班に戻り実験結果を共有し、弦を伝わる波の速さがどのような要素で決まるのか考察を行いました。生徒たちは、結果の誤差が無くなるように工夫し、互いの考えを出し合いながら協力して実験活動に取り組んでいました。 |
令和6年8月31日(土) AI体験ゼミ |
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8月31日(土)に、AI体験ゼミを実施しました。今年度から、他の県立高校からも参加者を募り、先進的な科学実習を広く普及する取組を始めました。
講師は、高知工科大学の吉田真一教授で、AI技術や情報分野に興味のある高校生に対し、分かりやすく丁寧に指導してくださいました。 初めはAIについての基礎的な知識の確認をして、現在注目されているデータサイエンスの内容を新型コロナウィルス(COVID-19)の実際のデータを活用して分析するために、回帰分析や散布図の作成を行いました。また、講義後半はニューラルネットワークとディープラーニングについて基本知識を学習するとともに、顔認識ソフトを利用してAIの正確さや不確かさを体験しました。世界中の様々な場所で使われている生成AIの事例を聞くことにより、興味・関心を深め、貴重な体験をすることができました。
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令和6年8月19日(月)、20日(火) 第26回中国・四国・九州地区理数科高等学校課題研究発表大会 |
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8月19(月)・20日(火)に、島根県松江市で第26回中国・四国・九州地区理数科高等学校課題研究発表大会が開催されました。本校からは、ステージ部門に物理分野の「堤防の側壁に設置した突起物と流速の関係について」が、ポスター部門に生物分野の「堆肥化を早めるミミズコンポスト」が代表として参加しました。
発表を通して、自分たちが取り組んできた課題研究の「面白さ」や「発展性」などにも改めて気づくことができ、良い学びの機会になったことと思います。
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令和6年8月7日(水)、8日(木) SSH生徒研究発表会 |
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8月7日(水)、8日(木)に、兵庫県神戸市 神戸国際展示場で令和6年度SSH生徒研究発表会が開催され、本校からは化学分野の「廃棄野菜の色素を活用した絵の具の作成方法」が代表として参加しました。
開催1日目は、各校のポスター発表及び審査が行われ、他校の生徒や審査員が、発表ブースに次々と訪れてくれました。他校の先生方からは「発表の仕方が上手である」「コミュニケーションの取り方が良い」など、お褒めの言葉を多くいただくことができました。
開催2日目は、代表校による全体発表が行われました。代表校の発表はどれも着眼点が面白く、素朴な疑問を高校生として限界まで探究しており、「なるほど」と感心させられるものばかりでした。
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令和6年8月3日(土) 中学生科学実験講座 |
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8月3日(土)に、「中学生科学実験講座」を開催しました。今年度は化学分野と生物分野の2講座で実施しました。 化学分野では、イチゴ・パイナップル・バナナの香りをもつエステルの合成実験で、高校化学の内容について体験しました。生物分野では、事前に準備されたDNAサンプルを用いてPCR法を行い、人物を特定する実験を行いました。マイクロピペットなど、中学校では扱うことのない器具を用いて、少し難度の高い実験に取り組みました。
どちらの講座も実験を通して体験的に学ぶことで、科学に対する興味・関心を高める機会にしていただけたのではないでしょうか。来年度以降も実施していきますので、ぜひ多くの中学生の皆さんに参加いただければと思います。
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令和6年7月31日(水) 高知大学研究室訪問(インターン) |
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7月31日(水)に、理数科2年生の課題研究2チーム(7名)が高知大学農林海洋科学部の研究室を訪問し、研究テーマや研究手法などについての指導・助言を受けました。
課題研究を進めていくと、研究手法が妥当なのか判断に困る場面が出てきます。そこで、研究に取り組む初期段階で、研究手法が妥当かどうかなどを専門家から具体的に指導していただくために研修室訪問を実施しました。
「牛の体内で発生するメタンガスの抑制」に関する研究チームは、松川准教授指導のもと、実際に牛のルーメン液の採取など、専門機関でしかできない貴重な経験をさせていただきました。また、「植物の紅葉」に関する研究チームは、M田准教授の指導のもと、植物の体内で起きている化学変化や物質の濃度との関係などについて講義をしていただき、理解を深めることができました。
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令和6年7月26日(金) 物理実験体験ゼミ |
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今年度の物理実験体験ゼミは、高知大学理工学部の研究室を訪問して実施しました。
高校生にとっては、大学のキャンパスや研究室にある研究機材の見学など貴重な経験ができました。
まず、高知大学の加藤治一先生から超伝導の講義を受けた後、グループに分かれて実習に取り組みました。液体窒素を使って銅酸化物を冷却して超伝導の状態にした後、磁性の調査を行ったところ、ネオジム磁石では、磁石が浮くほどの反磁性が見られました。また、液体窒素で冷やしながら、一定電流での電圧を測定し、電気抵抗を求めると、抵抗が急激に下がる様子が確認できました。
高校の物理で学習する内容を超えた高度な超電導の実験を体験することができ、参加生徒にとっては、とても良い経験となりました。
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令和6年7月17日(水) OZUサイエンス生物(薄層クロマトグラフィー) |
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7月17日(水)理数科2年生がOZUサイエンス生物として光合成色素の抽出実験を行いました。試料にはシロツメクサ・パセリ・乾燥海苔・乾燥ワカメ・紅茶などを用いて色々な色素の抽出に取り組みました。 高校生物の教科書では、クロロフィルやカロテンなど数種類の色素しか学びませんが、実際にはもっと多くの色素が含まれていることや植物の種類によって含まれる色素が違うことなどを実際に確認するとともに、なぜ何種類もの色素が必要なのか、各グループで考察を行いました。 |
令和6年6月23日(日) SSH探究活動発表会 |
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6月23日(日)に、第1回SSH探究活動発表会が行われました。
これまでは、理数科と普通科がそれぞれ別々に発表会を行っていましたが、お互いの発表を聞く機会は若鳩祭などの限られた場面でしかありませんでした。そこで、今年度から本校の3年生すべての研究チームが、一堂に会して発表会を実施することになりました。
88チームが22会場4グループに分かれ、各発表会場で課題研究の成果をスライド発表しました。来賓の他、保護者等や地域の中学生なども参加してくださり本校生徒も含めると約1000人近くの参加者が集まり、これまでにない規模での発表会を実施することができました。どの発表も工夫を凝らしたものになっており、専門的な用語をできるだけ簡単な言葉や表現になるようにかみ砕いて説明したり動画を用いるなど、保護者等や中学生、1・2年生に向けて丁寧な発表をする姿には生徒の成長を感じることができました。 |
令和6年6月7日(金) 普通科1年生 高知県の地域課題「講演@」 |
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6月7日(金)の総合的な探究の時間では高知県の地域課題について講演が行われました。講師は、高知県産業振興推進部 計画推進課 町 晃氏で、演題は「高知県産業振興計画について〜高知県の現状と課題〜」でした。
講演では、令和6年度からスタートした第五期産業振興計画の内容について詳しくお話しいただきました。これまでの地産外商に加えて、新たな価値を生み出すイノベーション(変革)を戦略の柱に据え「自らが持てる強みを生かす・弱みをも強みに転じる」高知県の具体的な取り組みについて、映像なども交えながら分かりやすく説明していただきました。 |
令和6年4月19日(金) ミニ課題研究T |
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4月19日(金)理数科1年生「理数探究基礎」の授業において、ミニ課題研究Tの取組が始まりました。1学期は化学分野において「質量保存の法則」を題材に取り組みます。実験条件が解放系と密閉系でどれほどの質量差が出るのか、誤差をどのように扱うかなど、様々な課題がありますが、各グループで相談しながら解決策を見つけていきます。今後は、実験の結果をポスターにまとめて発表し、各グループの気づきを共有するとともに、発表技能の向上に取り組んでいきます。 |
令和6年4月17日(水) 理数科合同オリエンテーション |
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4月17日(水)に、理数科合同のオリエンテーションを行いました。
今年度は「紙の建築物」の制作に取り組みながら交流を図りました。内容はA4用紙で作った紙の建築物に重りを載せていき、崩れずにどこまで耐えることができるかを競うというものです。各チームで役割分担をしながら意見を出し合い、工夫を凝らした建築物を制作していました。どの建築物も非常にユニークで、高校生の独創性・発想力の高さをうかがわせるものでした。新入生と2・3年生が活発に意見交換する様子も見られ、オリエンテーションは大成功だったのではないでしょうか。
新入生にとっては、不安の多い時期だと思いますが、2・3年生の先輩との交流を通して、これから始まる理数科での活動について色々な話を聞くことができたのではないでしょうか。今回のオリエンテーションを通じて、少しでも不安の解消やモチベーションアップにつなげてくれたらと思っています。
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令和6年4月9日(日) 第11回四国地区SSH生徒研究発表会 |
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4月9日(日)四国地区のSSH指定校10校が集まり、第11回四国地区SSH生徒研究発表会が高知小津高校体育館で開催されました。 新型コロナウイルスの影響でオンライン開催が続いていましたが、4年ぶりに現地でのポスター発表を行うことができました。本校からは理数科3年生の課題研究9チーム33名と2年生の見学生徒39名が参加しました。発表会では他校の生徒や教員からの鋭い質問に対し悪戦苦闘しながらも必死に考え応答する姿が見られました。発表会を通じて、自分たちの研究の甘さやデータ不足、考察の不十分さなど多くの気づきを得ることができ、今後の課題や方向性などを明らかにすることができたのではないでしょうか。また、2年生は今年度から始まる課題研究に向けてのテーマ決定に向けて、良い経験ができたようです。
【3年生の感想】
・今回の発表会を経て、自己の成長を感じられたり、自分たちでは予想していなかった質問とかもあったので、次回の発表に向けてさらに準備しておきたいと感じた。
・自分の経験不足がはっきりと分かる機会となった。何が足りなくて、改善すべきところはどこなのか分かった。特に、質疑応答で自分が何もできなかったのでそこを改善したい。
【2年生の感想】
・他校の先輩の研究等が課題研究の参考になり、モチベーションにもつながった。学べることが多くあった。
・それぞれのグループで発表の仕方や作りが違い面白かったし、自分たちの研究の参考になった。発表だけでなく質問もされるので、自分の研究をしっかりと理解しておかないといけないなと思った。
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