第176号 平成30年3月19日発行

 卒 業 式

 私たち3年生99名は、3月1日に卒業を迎えました。
 卒業式当日、いつも通りの教室、見慣れた同級生、いつものように仲良しグループで集まり楽しく談笑をするその景色はこれまで過ごしてきた3年間となんの変わりもなく、明日も明後日も続くような気がしました。式に向かう前の待機中のみんなの会話も「卒業式って感じせんね」、「実感ないわ〜」というような会話が飛び交っていました。
 いよいよ時間となり、入場時間、体育館から聞こえる『奏』の演奏。みんな少し緊張した表情となったように見えました。
 宿毛高校で過ごした3年間、一人ひとり違った思い出があります。たくさんの楽しい思い出と共にたくさんの悔しい思い出もあり、それはこの先、一生忘れられない思い出になるのだと思います。先生方にはお世話になるとともに本当に多くのご迷惑をお掛けしました。しかし、その迷惑は先生方の思い出にもなったのではないかと思っています。授業や部活動など、お世話になった場面を思い出せばきりがありません。先生方に教えていただいたことをこの先も活かして生きていきたいと思います。
 そして、お父さん、お母さん。私たちを18年間育ててくれてありがとう。思春期をむかえ迷惑をかけたこともたくさんあったけど本当に感謝しています。
 この18年間の数々の出来事を思い出していると、卒業式は1時間半もあったとは思えないくらいあっという間におわりました。それほど思い出がつきることはありません。
 宿毛高校生として総合学科の特色ある授業で3年間学んだ事を忘れず、将来の夢に、目標に向かって頑張っていきます。
 在校生の皆さん、今できることを考え、勉強に部活動にと思い出をたくさん作って下さい。
                      第69期卒業生代表
 

主な表彰

 全国総合学科高等学校長協会総合学科卒業生成績優秀者表彰    泉 (3-3H)
 全国商業高等学校長協会卒業生成績優秀者表彰   山木 (3-2H)
 財団法人産業教育振興中央会長賞    田中 (3-3H)
 高知県産業教育振興会長賞        池田 (3-1H)

努 力 賞
 島 (3-2H)、吉村 (3-3H)
 平成28年度 第15回全日本ビーチバレージュニア男子選手権 ベスト16 
 平成29年度 第16回全日本ビーチバレージュニア男子選手権 決勝トーナメント進出

 

各種検定結果

>> 漢字能力検定準2級1名合格 <<
 準2級 2年 中村 
  3級 1年 谷本 

>> 全商ビジネス文書実務検定1級1名合格 <<
 1級 2年 和田 
 2級 3年 林 ・清水 ・山本 
 3級 32名  

<日検情報処理技能検定(表計算)> 
 2級 3年 杉本 ・山木  

<全商情報処理検定>
 2級 3年 川北・杉本
    2年 岡本
 3級 6名

<全商簿記実務検定>
 2級 3年 門田・畠中・杉本
      谷本・山木

<日商簿記実務検定>
 3級 3年 谷本 恵梨奈

>> 実用英語技能検定準2級3名合格 <<
 準2級 3年 竹松・小島
2年 竹又 1年 有田
 3級  3年 山口

<新体力テスト(平成29年度文部科学省実施要項準拠)>
 *総合評価がA段階
1年 武内・細谷・町田・石ア
2年 池川・兼松・和田・谷本・竹村・野村
3年 竹松・西久保・林・岡本・島・町田・山木・田中・中野

<全国高等学校家庭科食物調理技術検定>
 2級 3年 橋本  
 4級 12名

<第40回西部地区高等学校総合芸術祭>
 美術部門 奨励賞 2年 平井 

第2回高P連高校生育成員制幡多地区連絡研修協議会

 平成30年1月19日(金)、高P連高校生育成員制幡多地区連絡研修協議会が山合い四万十川上流のきらら大正にて行われました。開会式後、各校の紹介、PTA活動や生徒指導の取り組みと今後の課題についての報告があり、本校は去年に続き新たな取り組みであります生徒会との懇談を行っていることの発表、また今後の課題として、1.PTA行事への参加者の増加、2.PTA活動(研修等)の充実、3.新年度のPTA役員の選出等の3つでした。他校も同じような課題を抱えている様子でした。
 休憩をはさんだ後、高知大学の鹿嶋氏による「これからの子どもたちに求められる力」と題して講演が行われました。今の子どもはキレる、無気力、スルーする子が多いと言っておられました。どうしたら変わるのだろうか、それには失敗をさせる、負ける練習をする事が良いそうです。なかなか家庭でそのようなことが難しい方には、ひらめき体験教室等を利用しアクティブラーニングを体験し、対話的な学びから考える力、考え続ける力、考え抜く力を養って、子ども自身の主体的達成感を味合わせることが大事だそうです。親とは子どもと真正面から向き合い最後の最後まで、そして何時までも待ってあげられる存在でなければならないものだと改めて思い直したことでした。子育てに終わりは無いものです。
 講演後の懇親会では四万十川上流ならではのうなぎや鮎などおいしい料理に舌つづみをうち、楽しく過ごしました。
 他校の先生方、PTAの方々との交流は本校PTAにとって新たな力になり、子どもたちへのより良い環境づくり等の努力をしなくてはと思いました。   PTA監事 河原

部活動 結果報告

バドミントン部 
平成29年度 高校冬季バドミントン選手権大会 1/13,14(土,日)  会場:高知県立青少年体育館
女子 シングルス 1,2回戦敗退 堀・美濃部・有田桜・有田千・吉村
    ダブルス  1,2回戦敗退 堀・美濃部・有田桜・有田千・吉村

柔道部 
平成29年度 第40回全国高等学校柔道選手権大会 高知県大会(冬季大会)1/7(日)  会場:高知県立武道館
男子 個人 
 60kg級  冨田  ベスト8
 73kg級  岡谷  ベスト8

男子バレーボール部 
平成29年度 高知県高等学校バレーボール冬季大会 2/3,4(土,日) 会場:高知工業高等学校
 1回戦   宿毛 0-2 宿毛工

女子バレーボール部
平成29年度 高知県高等学校バレーボール冬季大会 2/3,4(土,日)  会場:高知南高等学校
1回戦   宿毛・清水 0-2 高知農

開かれた学校づくり推進委員会

 少し暖かさを感じはじめた平成30年2月22日(木)に、第2回開かれた学校づくり推進委員会を本校大会議室にて開催しました。「地域に信頼される学校」を目指して熱心な意見交換が行われました。
 校長挨拶後、初めて参加される委員がいるため自己紹介からはじまりました。
 総合学科発表会の感想では、「生徒が自信を持って発表できていた」「発表を見てこれまでの生徒の取り組みが見て取れた」「プレゼンテーション能力が上がっている」「係の生徒も頑張っていて頼もしく見えた」など生徒の様子を中心にお褒めの言葉をいただきました。また「素晴らしい活動なので報道等を使い、もっと発信できないか」「小中学校と連携して発表につなげていく方法はないか」などのご意見もいただきました。
 各分掌から今年度の目標に対する取り組み、成果、課題を説明し、短い時間ではありましたが、学校の姿勢を伝え、学校関係者評価をいただきました。
 より良い学校にするための提言では、ホームページをもっと活用し外部に向けて情報発信してほしいというご要望や、学校とPTAだけではなく、地域とも連携を深めていく必要があるのではないかというご意見もいただくことができました。
 お忙しい中、参加いただいた方々の様々な貴重なご提言を今後に活かしていきたいと思います。        教頭 谷村  

第67回全国高等学校PTA連合会  全国団体表彰受賞

平成29年8月24日(木)に本校PTAが平成29年度全国高等学校PTA連合会会長表彰(団体の部)を受賞しました。
<平成29年度全国高等学校PTA連合会会長表彰式>
 日 時  平成29年8月24日(木),25(金) 
 場 所  静岡県 小笠山総合運動公園エコパアリーナ

2年研修旅行 〜長野県菅平高原  東京方面〜

 1月16日(火)から20日(土)に4泊5日で研修旅行に行きました。
 高校生活では最も大きな行事の一つのため、生徒たちは前日の結団式から少し落ち着かない様子でした。飛行機に緊張する生徒や東京で何をしようかと考える生徒、スキーが初めてで何を用意すればいいのかわからず困っている生徒、様々な表情の生徒がおり私たち教員も無事に連れて帰られるよう気持ちを引き締めました。
 当日の飛行機移動では、緊張していたこともあり離陸した瞬間に悲鳴を上げる生徒が続出しました。また、長野までのバス移動ではバスガイドさんの説明で様々な歴史を知ることができ、スキー場まで大きな混乱もなく無事に到着することができました。
 初日は朝9時からスキー研修でしたが外は生憎の雨でした。インストラクターとの話合いの結果、予定通りに行うこととはなりましたが、生徒たちは暗い表情をしていました。開校式を急遽ロビーで済ませ、インストラクターと一緒にスキー場へ行き研修が始まりました。いざ研修が始まると先ほどの暗い顔が嘘のようにスキーを楽しんでいました。1日目はうまく滑ることが出来ませんでしたが、2日目になるとみんなリフトにも乗れるようになり、上から滑って下ることが出来ていました。さすが高校生だなと驚かされました。スキー最終日には、インストラクターから一人ひとりにお手紙をもらい、生徒の中には「この後もスキー研修でいい」という生徒もいました。雨でびしょ濡れになったり、こけて雪ダルマになったりと様々な壁にぶつかりながらも真剣な表情で取り組む生徒たちに私たちも感心する研修となりました。
 4日目は、待ちに待った東京ディズニーランドでの自由行動でした。入口ゲートを潜った瞬間に乗りたいアトラクションまで走って向かう生徒がたくさんいました。お土産を持ちきれないほど買い込んだり、キャラクターの被り物を被って写真を撮ったりと、それぞれが夢の国でのひと時を満喫していました。
 最終日は、東京スカイツリーとお台場での研修でした。スカイツリーの地上350mの展望台では、大きなビルも人も豆粒のように見えることに驚き、お台場では集合時間ぎりぎりまで買い物を楽しみ、両手に袋いっぱいで帰ってくる生徒が多く、限られた時間を精一杯楽しんでいました。
 高知に帰ってきた時の第一声は「高知の方が長野や東京より寒い」「やっぱり高知が落ち着く」と地元の有難みを感じる生徒が多くいました。学校までのバス移動では今までの疲れが出たのかみんな眠ってしまい夢の中でした。この研修旅行を通して、生徒たちは地元の有難み、親への感謝など多くの事を感じることができ、また日本の広さも知ることができた研修となったのではないでしょうか。
 保護者の皆様も早朝・夜間の送迎ありがとうございました。添乗員さんを含め、お世話になった方々のおかげで生徒たちに関しては怪我なく無事に帰ってくることができました。この研修旅行が今後の学校生活に?がっていくことを願いたいと思います。 2年3H主任 森 

生徒の感想
◆ 私が研修旅行で1番印象に残っていることはスキーです。2日間という短い期間でしたが、楽しみながらも仲間と協力していくことができました。みんなスキーは初めてで何度も失敗し、転んだりしました。さらに1日目は悪天候で視界も悪かったです。午前中は思っているように滑ることができず、嫌にもなっていました。でも友達が「がんばれ」「大丈夫?」と声をかけてくれたおかげで最後まで笑ってスキーをすることができました。私はスキーが上達したことよりも、みんなで下手でも笑いながら滑ることができてよかったです。
 2つ目に印象に残っていることは東京ディズニーランドで楽しんだことです。夢の時間は短くて、いつまでもいたいと思いました。
 東京は首が痛くなるほど建物が高く短い時間でどのように楽しむか友達と考えることができました。バスガイドさんの話も聞いていてとてもおもしろく、少しですが自分に役立つ知識が増えたと思います。高校生になって初めて一緒に旅行に行く人がたくさんいたので、その人たちと話したり、関わったりすることができ友人の輪を広げ深めることができた良い研修旅行となりました。これからもみんなと仲良くしていきたいと思います。                                       (1H)

◆ この4泊5日の研修旅行で、たくさんのことをして、たくさん思い出ができました。1日目は、バスと飛行機での移動だけだったのですごく疲れました。飛行機に初めて乗って、最初はこわかったけど、いい経験ができて良かったです。2日目からは長野県の菅平でスキーをしました。スキーも初めてだったので、滑れるようになるまで半日かかりました。でも、覚えてからは、高いところから滑っていくのがすごく楽しかったです。2ホームの男子みんなで滑ったのが一番楽しかったし、滑れるようになったので良かったです。4日目はディズニーランドに行って、友達と楽しむことができました。アトラクションにも乗れたし、夢の国に行けたというのが、うれしかったです。最終日は東京でスカイツリーを見たり、買い物をしたりしました。時間があまりなかったけれど楽しかったです。
 この研修旅行はみんなとすること全部がすごくいい思い出となりました。こんな経験はもうないと思うので、思いっきり楽しめて良かったです。みんなと最高の思い出ができたので良かったです。 (2H)

◆ 長野県の菅平高原に行きました。初めていっぱい雪が積もっている所でウェアを着て、スキーをしました。最初は全く斜面で止まることができなかったけど、インストラクターの先生のおかげで止まれるようになりました。少しずつですが、滑れるようになったので嬉しかったです。スキー2日目になると、ほとんどこけなくなり、すごく楽しかったです。貴重な体験ができて良かったです。
 ディズニーランドでは、欲しいものがたくさん買えました。行った時にちょうどパレードもやっていて、見れて良かったです。ずっと歩きながら、お店を見て回っていたので足が疲れましたが、その日のホテルで友達といろんな話をして楽しめたので、本当にいい思い出になりました。
 東京ではスカイツリーに上り、ガラス張りの床がある場所に立ちました。怖かったです。お台場では時間が足りず、欲しいものが買えませんでした。しかし、友達と一緒にお店を回れたのが嬉しかったです。
 この修学旅行で団結力が増したような気がします。そして、また行きたい気持ちになりました。とても心に残る思い出になったので、すごく嬉しかったですし、楽しかったです。          (3H)

◆ 僕は、修学旅行を通して一番大切だと思ったことは、「時間を守る」ということです。団体行動なので、一人が遅れてしまうとみんなに迷惑をかけ、1日の計画が全てずれてしまいます。「時間を守る」ことは、社会人になるための第一歩だと思いました。
 東京に着き、菅平までのバス移動は想像していたより遠くて驚きました。バスの中では、移動が長かったので少しうとうとしたり、しりとりをしたり友達と普段できない話ができたのでとても楽しかったです。
 長野県の雪の多さには驚きました。スキーをするのは初めての体験だったので、滑れるか不安でした。1日目は道具の使い方や雪に慣れるまで時間がかかりました。止まれるようにはなったけど、思うように滑れなかったのであまり面白くありませんでした。2日目は、初日滑れなかったのが嘘のように上達してスムーズに滑れるようになりました。滑ることが出来たら、面白く1週間くらい長野県にいたいと思いました。滑れるようになってこれからもっとやるぞという時に終わったので、少し悲しかったです。
 ディズニーランドでは、パレードやアトラクションなど迫力があって、とてもテンションが上がりました。ディズニーランドは普段はなかなか行けないので、全力で楽しみました。本当に「夢の国」でした。
 この修学旅行でルールを守りながら楽しむことが少し分かったように思います。いい思い出になりました。  (4H)

 

進路指導部から

 本年度(総合学科13期生99名)の2月22日現在の進路決定状況を報告いたします。表のように、96名(97%)が卒業後の進路先を決定しています。
【就職関係】
 2年次からスキルアップ講習会や就職ガイダンス等の就職対策講座に参加してきた17名中16名が、学校推薦での就職を決定しました。就職決定者の残り11名は、縁故就職の3名を除くと、進学希望から就職希望に変わった生徒や希望が未定のまま3年生になった生徒です。受験先を決めるのが遅くなった生徒もいて進路未決定が心配されましたが、合計で27名が内定を頂きました。これは、現在の人手不足に助けられた面が多分にあると思われます。いつ経済状況が変化するかわかりませんので、就職か進学かを決めかねている人は、とりあえず就職対策講座に参加してください。なお、公務員は2名とも自衛官候補生です。

【進学関係】
 大学・短大・専門学校合わせて67名の進学が決定しました。このうち47名(全体の47%)が専門学校で、例年よりも高い割合となっています。相変わらず看護・医療系の人気が高く、美容系への進学者が少ない傾向が続いています。本年度の特徴は、高知県立幡多看護専門学校へ6名が合格したということです。総合学科になってからはこれまで3名が最高でしたので、本年度の3年生がよく健闘したということでしょう。
 入試形態をみると、ほとんどがAOと指定校推薦による受験となっています。オープンキャンパスへの参加は大切なことですが、その場でAOのエントリーをするよう勧める学校が増えています。そのような学校には、焦らなくても合格できますので、いくつかの学校を比較検討して受験先を決めましょう。実際に、県内を始め多くの専門学校が定員に達しておらず、合格しやすい環境になっていますので、じっくり考えてください。また、本年度もAOで合格内定後、経済的な事情で入学辞退した生徒がいます。その後就職活動となると受験先が限られますので、奨学金を含め経済的な見通しをしっかり持ったうえで受験しましょう。
 進学でも就職でも、基礎学力と出席が重要です。進路希望を実現するために、毎日の授業や家庭学習を大切にしましょう。         進路指導主事 森本

平成29年度卒業生の合格先

◆ 大学
〈国公立大学〉高知大学   〈私立大学〉松山大学、四国大学(3)、徳島文理大学(3)、国士舘大学、大阪学院大学、阪南大学、四天王寺大学、太成学院大学、岡山学院大学、美作大学 以上15名

◆ 短期大学
〈私立短大〉 高知学園短期大学(3)、徳島文理大学短期大学部(2)、高松短期大学 以上6名

◆ 専修・各種学校 他
〈国立〉水産大学校、高知職業能力開発短期大学校
〈公立〉高知県立幡多看護専門学校(6)
〈私立 県内〉 四万十看護学院(3)、RKC調理製菓専門学校、高知医療学院、四国医療工学専門学校、高知情報ビジネス&フード専門学校(11)、国際デザインビューティカレッジ、高知理容美容専門学校(2)、平成福祉専門学校(4)、高知福祉専門学校(2)、高知リハビリテーション学院(3)、土佐リハビリテーションカレッジ
〈私立 県外〉河原デザイン・アート専門学校(2)、河原アイペットワールド専門学校、四国中央医療福祉総合学院、穴吹デザインカレッジ、服部栄養専門学校、奈良リハビリテーション専門学校、京都理容美容専門学校、大阪スクールオブミュージック専門学校、バンタンゲームアカデミー大阪校、リゾートトラストホテルカレッジ、福岡ブライダル&ホテル・観光専門学校       以上のべ50名

◆ 就職
〈公 務 員〉自衛隊自衛官候補生(2)
〈一般事業所県内〉竹村産業株式会社、高知県農業協同組合中央会、TBCグループ株式会社、四国メーコー株式
 会社、関西新洋西山、レディ薬局、佐川急便四万十営業所
〈一般事業所県外〉えひめ南農業協同組合、三好造船株式会社、ダイオーミルサポート株式会社、サンタ株式会社
 社会福祉法人守里会、医療法人受信会さむらデンタルクリニック、株式会社ハイデイ日高、サン  コー・エア・セルテック株式会社、株式会社ジョスコム、山崎製パン株式会社、株式会社上野の森コンサルティング、ダイオーミルサポート株式会社、有限会社中村化成、小松製作所、千房株式会社(2)、日進シール工業株式会社、間口バリュートランス株式会社、株式会社ホテルニューアワジ   以上27名

合 格 体 験 記

高知大学人文社会科学部
 私は今の進路が決まるまで、3回ほど夢が変わりました。その際に、やってよかったと思うことがありました。それは「勉強」です。高い評定をとっておくと、夢が変わったとしても、ある程度は自分の希望にそった進路先に進むことができます。また、少し難易度の高い学校に挑戦することもできます。実際私も、国立である高知大学に志願して合格する可能性は決して高くはありませんでした。しかし、1,2年生の時に勉強したおかげで、評定も足りており、志願できる条件を満たしていたので、受験し無事合格することができました。
 高知大学を受験すると決めてから、取り組んだことは主に2つあります。
 1つ目は「志願理由書の作成」です。11月の推薦入試に向けて、夏休みから取り組みました。何度書き直したのか分からなくなるくらい添削を繰り返しました。途中で嫌になることもありましたが、諦めずに取り組んだ結果、納得のいく志願理由書ができました。書けば書くほど、いい仕上がりになると思うので、皆さんも諦めずに頑張ってみてください。
 2つ目は、「面接練習」です。初めはつまることも多く、あまりうまくできませんでした。ですが、回数を重ねていくごとに、自分でも分かるくらい、冷静な受け答えができるようになりました。本番でも予想外の質問がありましたが、焦らず自信をもって答えることができました。
 どんなことも積み重ねが大切です。受験前は皆不安になると思いますが、そのためにも何度も繰り返し取り組み、自分に自信をつけて、受験に挑んでみてください。 

松山大学 法学部法学科
 私が松山大学へ進学したいと思い始めたのは高校1年生の夏休みで、当時の部活動の顧問の先生が松山大学はスポーツが強く、学費は国公立と同じくらいの安さだということを教えてくださり、大学でも部活動を続けたいと考えていた私にとってとても魅力的に感じられたからです。その頃は勉強よりも部活動に力を入れていたため、このままでは大学に合格することができないと思い、日々の授業を真剣に受けることにしました。
 法学部を選んだ理由は、法律の知識は生きていく上で必要なものが多く、知っていれば自分の身を守ることにもつながると思ったからです。例えば労働法は働く際の基礎知識であり、自らの権利を守ることにつながります。1年生の頃はまだ将来の夢や目標が定まっておらず、学部選びは非常に悩みましたが、法律や普段の生活など幅広い場面で活用できるというところに法学の魅力を感じ、受験を決意しました。私は指定校推薦で大学を受験したのですが、この受験方法は合格率が高く、試験科目が少ないという特徴があります。ですので、部活動の練習時間をできるだけ確保したいと考えていた私にとっては最適な受験方法でした。しかし、評定平均が低かったり欠席日数が多すぎたりすると受験することができなくなってしまうので、推薦で受験したいと考えている人はこれらに注意してください。
 私は運よく1年生の時に志望校が見つかりましたが、なかなか決まらないという人もいると思います。しかし、目標があった方がやる気が出ると思うので、目標を定め最後までがんばってください。

高松短期大学 保育学科
 私は子どもと関わることが好きで、以前から子どもと関わる職業に就きたいと考えていました。職場体験、保育実習を経験し、様々な年代の子ども達と触れ合い、私が最終的に魅力を感じたのが保育士でした。四国内の保育学校のある短期大学で、実習が充実していて子どもとたくさん触れ合える所、また部活動が盛んな所を条件に、私はこの短期大学に決めました。志望校が決定してからは、志望校の特色を調べ、自照の時間などを使い、幼児教育の必要性など、少しでも将来の夢に近づくためにたくさんのことを身に付けました。
 また、指定校推薦入試で受験することを決め、願書の記入や面接練習を行いました。宿毛高校から高松短期大学に過去行っている人が少なく、面接の情報などがなかったので困ったこともありましたが、面接練習をしてくれた担当の先生や進路指導部の先生方が熱心に面接練習をしてくれたので本番では落ち着いて面接を受けることができました。また特別奨学生入試も同時に受けて、合格することができ、学費への負担を減らすことができたので、少しでも親孝行につながったのではないかと思います。最初は分からないことなどもたくさんあり、苦労したこともありましたが、先生方や親、周りの方々がたくさんサポートしてくれたおかげで合格することができました。
 自分のやりたいことをしっかりと見つけ、後悔のない人生を送れるよう、自分自身の道を切り開いていってください。

水産大学校 海洋生産管理学科
 私は幼い頃から漁師である父の手伝いをしてきて、漁業に興味がありました。高校を受験する際も水産の高等学校も考えていました。しかし、その時は意思がはっきりせず、高校へ進学してから考えることにしました。高校へ入っても、はっきりとやりたいことが決まらず、進学を決めたのは3年生になってからでした。進路について親や先生と話したり、調べたりしていくうちに、前から興味があった漁業について学んでいきたいと考えました。そこで、水産を学ぶことのできる大学を探し、水産大学校への受験を決めました。
 部活動を引退した3年生の夏休みから学科試験のある数学と英語の補習に参加しました。受験内容は、数学と英語の学科試験、小論文、面接、口頭試問がありました。小論文と志願理由書は担当の先生に何度も何度も手直ししていただきました。学科の勉強だけでなく、水産についての知識も必要となってくるので、面接と口頭試問の対策はとても苦労しました。面接は担当の先生や色々な先生から何度も指導していただき、受験当日は緊張することなく、受け答えをすることができました。学科試験の対策でも、遅くまで残って教えていただき、自信を持って問題を解くことができました。
 受験が終わるまでは本当に大変でしんどい日が続きますが、先生方や友達、家族がサポートしてくれています。その感謝を忘れることなく、最後までやり切ったと思えるように、進路実現に向けて頑張ってください。

高知県立幡多看護専門学校 看護学科
私は中学校3年生の時から、高校卒業後は幡多看護専門学校に進学したいと考えていました。高校に入学してからは、進路を実現するために、ステップアップコースに入りました。受験用の科目選択をしたり、進学補習にすべて参加したり、小論文対策として、新聞記事の要約をしたりしてきました。ステップアップコースに入ったのは3年生は私だけだったので、途中で嫌になったこともありましたが、進路の先生方のおかげで、最後まで頑張ることができました。
 3年生になってからは、小論文の添削指導と面接練習と一般入試対策の勉強をしました。面接練習では、なかなか言葉が出てこずに苦労しましたが、本番では各質問に対してスムーズに答えることができました。小論文は、今まで積み重ねてきた対策や練習の成果をすべて出し、納得のいくものを書くことができました。ステップアップコースに入り、対策をしてきてよかったと感じました。
 これから進路実現を目指す人は、自分の行きたい学校のことをよく調べ、先輩方が書いてくれている受験報告書を参考にして対策に取り組んでください。評定はもちろんですが、なぜその学校に行きたいか、その学校に行ってどうしたいか、などを明確にしておくと良いと思います。受験を目前にすると、焦るし緊張もしますが、落ち着くことが大切です。自信をもって自分の長所をアピールすることができれば、合格に近づくと思います。話しやすい先生や、周りの友達に協力してもらいながら、1歩ずつ頑張ってください!応援しています!!

自衛隊
 私が自衛隊になろうと思ったのは高校2年生の3学期、バレー部OBの自衛官の方にお話を聞いたことがきっかけでした。それまでの私の自衛隊のイメージは、訓練がきつそうで自分には向いてないと思っていました。しかしお話を聞く中で、体力は人それぞれ違うため、最初は全員で体力づくりをするそうで、そこで体力などの数値で訓練の部署を決定していくそうです。私はバイク通学をしていて、バイク整備するのが好きなので、整備の仕事ができる部署に入りたいと考えています。
 後輩のみんなにはちゃんと趣味を見つけて将来の夢にしてほしいです。私はあまり勉学に励まず、自衛隊の試験のときに本当に苦労しました。夢が決まっている人、決まってない人、迷っている人でも、常識の漢字、ニュース、数学、英語はできるだけ多く勉強はして損はないと思います。

山崎製パン株式会社
 私は、高校卒業後は就職をしようと考えていました。ですが、どのような職種の仕事に就こうかと迷っていた時、私の長所である手先が器用なこと、そして物作りが好きだということもあり、製造業の仕事に就こうと考えました。学校へきていた求人票を見ていた時に、日本でも有名な製パン会社である山崎製パン株式会社の求人を見つけ、この企業の成形という仕事に興味をもち、この企業で就職したいと考えました。
 就職内定のために意識して取り組んだことは、私は面接を苦手としていたため、就職アドバイザーの先生や担当の先生方との面接練習を特に頑張りました。先生方のアドバイスを聞き、自分の思いを伝えられる面接ができるように練習をしました。
 就職試験は、筆記試験と面接試験がありました。面接試験は、試験官の方2人での面接でした。やはり食品を製造する企業なので、「当社の好きな商品はなんですか?」などの質問がありました。とても緊張しましたが、落ち着いて自分の思いを伝えることができ良かったです。入社したら自分の長所を生かして精一杯がんばっていきます。進路が決まるまでは、進学、就職とも、遅刻と欠席は大変重要になってきます。希望進路実現に向けて頑張ってください。

えひめ南農業協同組合
 私は住み慣れた地元に残り、少しでも地域の方々に恩返ししたいと思ったので南農協に就職しました。入学した当初から卒業後は就職と決めていたので1年次の選択授業では、就職に少しでも必要だと思った授業を選びました。ですので2年次からは就職に向けた授業を2年間受けてきました。
 商業系科目を中心に授業を取り、簿記やパソコンの授業では資格取得に向けて学習しました。2年次にはパソコンの資格を2つ取得しましたが、簿記はあと一歩というところで落ちてしまいました。3年次でも資格取得に向けて学習しています。総合学科では様々な資格を取ることが可能なので進学にも就職にも有利でした。
 2年次の後半から就職試験に向けた就職対策講座にも参加して、本格的に試験に向けての取り組みを開始しました。放課後に残ってやったり長期の休みに学校に行ったりしました。だからこそしっかりやった人にはしっかりやった分、全部返ってきていると思います。社会に出てから役立つことばかり教えてくれたので、今の自分のためにもなるし、これからの自分のためにもなります。私の場合は就職してからも様々な資格を取るようになるので高校での資格取得に向けての取り組み方、勉強のやり方などを活用しながら頑張っていきたいと思います。

第15回 総合学科発表会

 2月16日(金)午後1時30分から平成29年度第15回総合学科発表会が宿毛市総合福祉センターで開催されました。来賓、保護者、地域の皆様をはじめ、近隣の片島中学校、三原中学校の生徒さんなど多くの方々にご出席いただき無事終了することができました。
 この発表会には3つの大きなねらいがあります。
@総合学科(「産業社会と人間」・「自照」)で学んだ学習成果を発表する場とする。
A発表に主体的にかかわり、発表する能力や企画・運営・実行する能力を高める。
B総合学科を保護者・地域に理解してもらう場とする。
 これからも生徒たちの多様な進路選択に対応できるように多くの選択科目を設置している宿毛高校(総合学科)をより多くの方々に知っていただける場となるように取り組んでいきたいと考えています。 総務主任 池浦 

 ○主な発表内容
 <1年生> 【「産業社会と人間」の取り組み】
 @目標パネル A科目選択 Bキャンパス訪問 C聞き書き学習 
 <2年生> 【「自照」の取り組み:職場体験】
@「理学療法士を目指して!」(幡多けんみん病院)
A「大月町役場での体験を通して」(大月町役場)
B「ハッピーウェディングへの道」(パドドゥ)
C「笑顔とともに」(宿毛保育園)
 <3年生>
【「自照」の取り組み】
@「日々の暮らしを豊かにするために」
A「たくさんの夢をかなえる」  
B「学ぶこと」     
C「音楽を続けていくために」
【特色ある授業の紹介】
「早稲田・梓駅とは(郷土研究)」          
【進路実現】
@「就職への道のり」     
A「夢に向かって」  

働く人への聞き書き

「産業社会と人間」の取り組みとして、2学期後半から「聞き書き学習」を行いました。この学習は、自分の進路に沿った関心のある職業人の方にインタビューをし、その方の立場に立って一人称で文章を書くというものです。自己の職業観・人生観を養うことや情報を収集する力、相手の立場に立った表現力を身に付けることを目的としています。アポイントメントの際の電話のかけ方や、インタビューの仕方についても学習し、放課後や休日を利用してお話を伺いに出かけました。完成した文章は、クラスごとに冊子にまとめ、お互いが様々な職業について知ることができるようになっています。この学習を通して、学校では体験できない緊張感や達成感を得ることができ、各自の目標に向けて「今しなければならないこと」を認識するきっかけにもなりました。         「産業社会と人間」担当 大藤 

<聞き書き> 「時代の流れをよむ」  (聞き手 1H男子)
 ハンバーガー屋さんを始めて今は37年になります。開店当初はすぐにこの店は潰れると言われていました。でも今もこの店を続けられています。なぜこんなに続けられたかというと、開店した当時の時代の流れをしっかりよむことができたからだと思いますね。周りに流されず、その時代とは正反対の値段でハンバーガーを売ることを、何を言われてもやり通したからこそ続けられたと思います。この時代の流れをよむというのが、仕事を成功させた大きな要因ですね。今となってはこの仕事が成功したことが、仕事を始めてから今までで一番嬉しい出来事のように思います。自分がやりたいことを見つけ、やれるようにし、それを最後までやり抜くことはとても大変です。でもそれを乗り越えるためには、やっぱり時代の流れをよむこと、ボロクソな意見もしっかり聞くことが一番大事だと俺は思っています。社会と渡り合うために度胸も必要です。これをすれば、自分の納得する人生が送れるはずです。

<聞き書き>「“音楽”って楽しい」 (聞き手 2H女子)
 私は中学時代、保育士を目指していたので、普通高校に進もうとしていました。しかし、当時高知市内に住んでいたことや、歌うことが好きという理由で、音楽コースのある丸の内高校の存在を知り、音楽の教師を目指し始めました。高校に入学し、同じ進路に進む仲間に対して、「負けたくない」という気持ちが強くなりました。教師になるという夢に向かっていた私ですが、一番苦労したことは教員採用試験でした。それでも私は勉強して、夢だった音楽の教師になりました。教師になってよかったことも、大変だったこともたくさんありました。音楽の授業が終わって、授業で歌った曲を口ずさみながら帰っていく生徒や授業以外で生徒たちが合唱しているとき、とても嬉しくなります。しかし、生徒全員が音楽が好きというわけではありません。そういう生徒たちにどう向き合おうか悩んだこともたくさんありました。今はそんな生徒達に、自分から心を開くようにしています。私は音楽が好きです。そんな私のように「音楽が好き」「音楽って楽しい」と言ってくれる生徒を増やしたいと思っています。子どもたちと心を通じて音楽の授業をし、少しでも音楽好きな子どもが増えてくれることが今の私の夢です。

<聞き書き>「毎日ありがとう」 (聞き手 3H女子)
子どもの頃、美容師になったらカステラが食べられるという思い込みがあったということが私の思い出です。美容師の職業に就く前、私は中央病院で事務の仕事をしていたけど、やっぱり美容師が合っていると思って、美容専門学校を受験し、無事に合格することができてここまできて、今の自分があると思います。手に技術があることは強みだと思います。仕事をしていく中で大変と思うことはないけど、自分が思うようにいかない悔しさがあります。1年間自分に厳しくして、辛いことがあってもお客さんが励ましてくれて、「毎日ありがとう」と感謝しています。お客さんとコミュニケーションをとる時は、言葉遣いに気を付けます。また、接客も笑顔を大切にしていくことを心がけています。今の夢は、お客さんといつまでも健康であり続け、いつまでも「美容師」というやりがいのある仕事をすることです。