研究主題
『 認め合い、高め合う生徒の育成とわかる授業の創造』
研究主題設定の理由
本校の生徒は、素直で明るく規範意識も高く、落ち着いて授業に取り組むことができている。部活動や学校行事にも全員で積極的に取り組めている。
しかし、「やらなければならないと決まっている課題は、真面目にする。」という段階で、自分たちでさらによいものを作り上げようと創意工夫の面ではまだ不十分である。また、学力や部活動などについても、より向上するにはどのようにすればよいかを切磋琢磨し伸ばしていこうという主体性に弱さを感じることがある。毎日の学校生活を真面目にできているからこそ、その点を伸ばせるような指導をしていく必要があると考える。
本校の学校教育目標は、「認め合い、高め合う」である。学校生活や授業の中で、お互い関わり合いを持ちながら共に成長していこうという姿勢や苦手な課題に対しても共に解決を目指して取り組んでいこうとする前向きな姿勢を高めていくことが、学習を積み上げていく土台として重要である。
そこで、「認め合い、高め合う」仲間集団づくりを基本に据え、生徒主体の授業へと改善していくことによって、学習への意欲や自信につなげていきたいと考えた。自己肯定感を育み、生徒が希望する進路の実現に向け、学力の定着を図っていきたい。
研究の内容
【学力向上】(基礎学力の定着・学習意欲の向上)
①授業と家庭学習のサイクル化 ②教科間連携の研究
③「特別な教科道徳」の指導と評価について
④特別支援教育
研究の方法
(1)校内研修日を、月3回設定する。
・「学力向上部」「生活向上部」の2部会に全教員が所属し、取り組みの提案と検証を行う。
(2)研究授業を行い、全員が参観する。
・指導主事を招聘し、個別に指導・助言を受ける。
・ 研究授業の視点に沿って、全員で研究協議を行う。
(3)授業評価アンケート(全学年)を行い、授業に対する自己点検を行う。
(4)講師を招聘しての研修会を実施する。
(5)小中で研究授業を参観しあい、研修会を合同で実施する。
(6)小学校への出前授業を行う。