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室     戸     岬



   むろとみさき



    国指定 名勝          指定年月日 : 昭和 3年 6月27日



   高知県室戸市室戸岬町  ・  高知県
         


   かつては室戸崎と書き、むろとざきと呼称した。
   四国東南端の岬で、海岸段丘の発達が著しい。室戸阿南国定公園の拠点。
   岬端の泥岩、東岸の斑糲(はんれい)岩が海蝕された奇岩の乱立する豪壮な岩石海岸の景観と、急傾斜の段丘崖
  の亜熱帯植物などが強風地特有の樹景とあいまって景勝地を形成し、国の名勝に指定されている。
   岬の段丘上には、四国霊場八十八ヶ所第二十四番札所である最御崎寺(ほつみさきじ)、灯台、測候所があり、崖下
  の国道沿いには空海修行の地と伝える洞窟や中岡慎太郎の像などがあり、観光地として知られるようになった。
   段丘上から土佐湾の眺めも雄大である。



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