最後の日記
2004年9月29日、わずか2行程度で始まったこの定時制日記。あれから実に6年半の月日が流れました。途中、たった1回しか更新しなかった2009年のようなこともありましたし、その後も数か月に1回というスローペースになってしまいましたが、それでも今日までなんとかやって来られたのも、ひとえにこんないつ更新されるかもわからない徒然日記を飽きずにご覧下さった皆様と、様々なネタを無意識のうちに提供してくれた生徒たちのおかげでございます。


平成22年度の高知県立高岡高校定時制は、10人の新入生を迎え、全部で男子25名・女子13名の計38名になりました。この数年は、戦後まもなくの生まれのおんちゃんや、入学後すぐに出産したお母さんや、本校初の外国籍の奥様、さらにハーフの女の子と、バラエティに富んだ生徒がいて、私たち教員も教える楽しさ・難しさを日々感じてきました。そんな中、今年はなんと御歳62歳、沖縄は宮古島出身の1年生が誕生しました!孫ほどの歳のクラスメイトに囲まれ、ほぼ半世紀振りという学生生活を、充実感の中で過ごしてくれています。
定時制の生徒たちは、ほとんどが何らかの職に就いており、18時の始業のチャイムが近づくと、
仕事を終えた生徒が一人、二人と教室に集まってきます。ただ、もともと仕事をしていて本校定時
制に来た人ばかりではありません。むしろ、種々の理由で普通校に行けなかったり、他校をわず
かな期間で辞めたのち、本校へ来る生徒がほとんどです。あるいは最近の経済情勢から、自ら
働いて家計を支えなければならなかったり、高卒の資格がなければ仕事に就けなかったり、
そんな理由もあります。つまり、誰もが、どこかで挫折や悔しさを感じて定時制の門を叩きます。
冬を越え、また春がやってきました。定時制でなくては経験できないたくさんの出会いが、ここで
きっと待っています。

2010/3/31