とさじんじゃろうもん



　　　重要文化財 （建造物）　　　　　指定年月日 ： 昭和５７年 ２月１６日
　　　　　　　　　　　　　　　 【 昭和２８年 １月１６日 ： 高知県保護有形文化財（建造物） 】



　　　 高知県高知市一宮　　・　　土佐神社
　　　　　　　　　


　　　寛永8年（1631）山内忠義により再建されている。
　　　桁行3間、梁間2間の楼門で、屋根は入母屋造り（いりもやづくり）銅板葺きとなっているが、当初はこけら葺きだった。
　　正面3間の中央1間が通路で、両脇の間に神社を守護する随神が祭られている。
　　　建物は和様（わよう）と呼ばれる奈良時代に中国から日本に入った様式でまとめられている。
　　　2階の床に当たる高さのところには、下に腰組み、上に手摺りを付けた縁をめぐらし、柱の上にはにぎやかな斗組
　　みを据え、軒は地軒の上に飛檐軒（ひえんのき）を重ねて深く出している。
　　　この建物はおだやかな屋根勾配と深い軒出し、1階と2階の比率は大きく、古式で全体に素木の美しい姿を見せて
　　いる。