あさくらじんじゃほんでん 重要文化財 (建造物) 指定年月日 : 昭和24年 2月18日 高知県高知市朝倉 ・ 朝倉神社 本殿の創建と沿革は明らかでなく、現在のものは2代藩主山内忠義が明暦3年(1657)に再建したものである。 本殿は桁行3間、梁間2間で切妻屋根の正面に唐破風(からはふ)をつけた1間の向拝(こうはい)を持つ珍しい形式とな っている。 建築の技法は整理され、彫刻もまた堅実で古さがあり、彩色も巧みに処理されてよく整った秀麗な建築といえよ う。 外陣と外部は全体に彩色を施し、斗栱(ときょう)や木鼻には繧繝(うんげん)、蟇股(かえるまた)や手挾(てばさみ)などには 極彩色、脇障子や壁板などには絵画を施し、高欄や建具などは漆塗りで、随所に金鍍金(きんめっき)の飾金物を配し て、県内でも他にない華麗絢爛な建築である。