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〒781-2110 高知県吾川郡いの町1700−1

令和4年度 いの町教育研究所運営要綱

 いの町教育研究所は,いの町教育研究所設置条例並びにいの町教育研究所の管理運営に関する規則に基づき令和4年度の運営要綱を次のように設定し,教職員の研修・研究活動の推進を図り,町教育の振興と充実に努める。

令和4年度 いの町が目指す教育の姿

      【共通目標】「豊かな対話を通して,学び続ける子どもの育成」
     本年度の課題  主体的・対話的で深い学びをめざした授業の改善
           〜「教える授業」から「学ぶ授業」への質的転換〜

 いの町は,平成28年度より地方創生事業の一貫として「教育・子育て」を柱に据えて,教育特使として菊池省三先生を迎え,「ほめ言葉のシャワーの町」をめざして子どもたち一人一人の自尊感情を育てる取組を推進している。教育委員会は,今年度もこれらの取組を継続し,いの町の共通目標「豊かな対話を通して,学び続ける子どもの育成」をめざすこととしている。
改定された学習指導要領では,教科横断的に資質・能力を育成することが求められるとともに,「見方・考え方」の育成や「主体的・対話的で深い学び」などの授業の質的転換が求められている。教師には,新たな学びに即した授業づくりの力が必要不可欠である。
教育研究所も教職員が改定された学習指導要領の趣旨にそった活動に積極的に取り組んでいけるように,町が推進する菊池学園の取組とともに,学びの場を提供していきたいと考えている。
また,共通目標をもとに,園内研修,校内研修,教職員研修が,町全体の取組となるように支援する。一方,新型コロナウイルス感染症防止の中で得た新しい生活様式を踏まえながら,これからの学びの在り方について,さらに考えていく必要がある。教職員研修においても新しい生活様式を踏まえながら校内研修の一層の充実と,所外研究部会の支援を積極的に推進していく。
また,高知県教育委員会は,昨年度から取組強化の方向性の一つに「ICTを活用した新しい学習スタイルへの転換」をあげている。いの町教育委員会も,一人1台のタブレット端末等の整備を完了し,各小中学校では,昨年度から授業等での活用がスタートしているが授業でどのように活用するかはまだ手探りの状況にある。そこで,教育研究所としても教職員の研修の機会を設定し,ICTを使った授業技術の向上を図り,個々の教員の自己学習や授業準備等の業務負担の軽減を支援しながら働き方改革の推進へと結び付けたい。
幼児教育では,「ほめ言葉のシャワー」を取り入れながら自尊感情を高め,就学後の「主体的・対話的で深い学び」を達成するための土台となる5つの領域と,幼児期の終わりまでに育ってほしい10の姿を踏まえた指導を工夫することにより,生きる力の基礎を育てていく。
学校教育では,「主体的・対話的で深い学びのある授業の創造」の実現に向けて, 「教える授業」から「学ぶ授業」への質的転換のために「動きのある対話・話し合い」「挙手⇒指名⇒発表のみからの脱却」について,各校で具体的な取組や手立てを実践・検証し,本年度の課題に迫っていくこととする。
教育研究所は,このような保幼小中の継続的な取組を支え,教職員に寄り添いながら,計画的・組織的な研修・研究を推進する。教職員相互の練磨に努め,実践的指導力の向上を図ることを目的として,この運営要綱を定める。

【業務内容】○調査・研究  ―― 諸調査・諸検査等の集計考察,研究資料の作成配布
      ○指導・相談  ―― 教職員・保護者相談
      ○助言・協力  ―― 指定・校内研究等指導・助言・協力
      ○教職員研修  ―― 専門部会,所外研究部会,研究事業委託の推進,
                 各種研修会および講習会,視察研修バス等の開催
      ○資料センター ―― 教育指導上必要な図書,視聴覚教材等の整備

問い合わせ差先

TEL. 088-893-1922 FAX.088-893-2121
e-mail. ino-l@town.ino.lg.jp
いの町教育研究所  所長 鍋島 智


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いの町教育研究所

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