通信制課程

北高だより ( 在校生のコメント )

 生徒の皆さんに、「入学への動機」・「将来への抱負」・「学校生活」などを自由に書いてもらっています。その中から一部を掲載させていただきます。
 入学希望の皆さんも北高校の年齢層の幅広さや多様な学習歴・入学動機を知っていただくことができると思います。

 
 
No.16

 18歳の春、私は晴れて高校一年生となった。北高を知ったのは中学三年生の時、皆さまざまな想いを抱え、自分に見合った高校を受
験していく。私は中学へはほとんど行ってなかった。高校を選ぶ段階で北高校も薦められたが私は家から近いこともあり全日制の高校を
受験し、みごと合格した。でもあっという間にこの高校生活は幕を閉じることとなった。それから二年間悩み苦しみ考え、でも何も答えが
出ないままただ生きてるという出来事をこなす日々を送っていた。日々の生活に後ろめたさは強く、何かしなくてはという気持ちと常に戦
っていた。
 ある日パソコンで北高校のことを調べてみた。それを友達に話し、一緒に行かないか?と少し安易な気持ちを含み誘ってみた。すると
彼女は嬉しい返事をくれた。それを聞いてから私の心はあっという間に変わっていった。一人ではビックリするほど力が出せない、私はす
ごく弱い人間だ。一番始めに北高の説明会へ行った時に私はすっかり健康的な自信をなくしてしまった。あまりにも人との調和が取れな
いことへのハズカシさ、焦り、嫌悪感ばかり生まれてきた。次の面接日まで気が重かった。でもわざと無責任な気持ちを心に宿し行っ
た。思いつめて潰されてしまいやすい私にはこれがちょうど良かった。みごと合格した。
 入学式は4月10日、ちょうど私の誕生日だった。そして入学式の日、北高校の近くにある神社にお参机にいった。無事卒業が出来るよ
うにと、祈ってきた。そこの神社には数本の桜が植えてあり、まるで映画のワンシーンのように風にゆられ花びらが散って、それはそれ
は見事だった。私が尊敬している人の言葉「楽しいという言葉は字のように‘楽’じゃない」その意味を今の私がちゃんと理解出来ている
かは危ういが、これから私の生活はまさにそうなのだ。‘苦しみ’の後ろに楽しみはあっても、手前においしくて甘い楽しみだけは転がっ
ていない。‘苦しみ’を乗り越えてこその「楽しみ」なのだ。世間でよくいわれるNEETという時間を過ごしてきた私にはこれから試練が待っ
ている。でもそれを避けようなんて1mmも思わない。私はそれを乗り越える充電をずっとしてきたから。喜んで泣いて笑って怒って私は北
高校という試練を乗り越えていくのだろう。そして毎年あのさくらを見に神社へ行くつもりだ。

No.15
 「自分が動かないと何も始まりません」「自分から動くこと。知らないは通じない」この「自分から」は、入学式で何度も繰り返し耳にした
言葉です。その言葉の通り北高のパンフレットや説明を見ると、なるほど、自分から動かないことにはレポートも提出できないしスクーリ
ングにも参加できません。それどころか試験さえ受けられず、これは単位取得、あるいは卒業に関わってくる重大事由です。自分からが
最重要視される通信制。しかしそれは社会に出れば当然のこと。就職するのも独り暮らし用のアパートを借りるのも、やるのはすべて自
分。他人は何も手を貸してはくれません。他人の給料のために働く人がいないのと同じです。「自分のことは自分でやる」通信制に納得
だし、やってやる!!目の前の課題への意欲に今は満ちています。
No.14

 中学校を卒業して25年。これまで仕事を通じてたくさんの人達に出会い、経験を積む事によって何とか社会に関わってこれたと思いま
す。しかし私にはずっと後悔している事がありました。多くの人は高校卒業を、常識、当たり前ととらえています。それが私のコンプレック
スとなり、自信を持てない、積極的になれない、そんな日々を送っていました。そしていつか機会があれば高卒の資格を取りたいと思う
ようになりました。何十年も経った今、それを実現するに至ったのにはちょうど一年前の失業がきっかけとなりました。
 十数年勤めた会社から、突然支店閉鎖の知らせを受けた私は、将来を悲観し、ショックを隠せませんでした。しかしこれまでの経験と
自信を持って前向きに頑張るしかないと、その状況を受け止めました。まず職業訓練を活用し、資格を得ようと思いパソコン、簿記、医療
事務とこの一年間で勉強というものに生まれて初めて真剣に取り組みました。意外にも学ぶ事は楽しく毎日が充実し、そして何より検定
試験に合格した時は今までにない達成感がありました。しかし現実は厳しく、いくら資格を取っても学歴の無い私には幅広く仕事を探す
ことができません。「高校さえ出ていたら…」その思いは日に日に強くなりこの時私は、今なら願い続けた高校生活が必ずできると確信し
たのです。
 でも入試の面接までの期間、確信していたはずの気持ちは揺れ動きました。入学の為の手続きで出身中学に行った時のなんとなく惨
めな気持ち。帰り際先生から「頑張って下さい」と声を掛けられ、嬉しかった事。仕事になかなか就けない焦り…。そしていよいよ面接の
日。私が「今になって学ぶことが楽しい」というような事を話すと先生はうなずき「歳がいってから面白く思える事はありますからねえ。特
に歴史なんかはそうおっしゃる方がいます」と優しく答えて下さいました。なぜかその場の穏やかな雰囲気に心配や不安といった気持ち
は払拭され、私はようやく入学式までたどり着くことができたのです。入学式当日、周りの多くは若い人達でしたが、年代は様々でした。
そしてそれぞれが違った環境にいます。協力し合い、吸収し合い、思いやりを持って、何より勉学に励み、実りある学校生活にしていき
たいと考えています。
 以前、就職活動での面接の際『あなたにとって仕事とは?』との問いに『あらゆる面で自分が磨かれ、輝けるもの』と書いたことがあり
ます。この学校も、また違う面を磨ける場だと信じています。今の目標は早く仕事に就き、勉強との両立をしていく事。そして最終的には
3年間で卒業して、その後は自信を持って積極的に前に進んでいる私がいると思います。先生方、これからどうぞよろしくお願い致しま
す。

No.13
 私は中学校を卒業する年に北高通信に行くと、心に決めて就職をしたのですが、いろいろむりな話だと、願いかなわずあきらめました。
その後も何度も行きたいと思いながらも仕事、結婚、育児と自分の時間がもてず、日々を過ごしてきました。子供の成長とともに、私が
やっていないことは、子供達には教えてあげることも、ましてアドバイスなども出来ないと思い、自身も学ぶこと、生涯学習ともう一度学校
へ行くことを決めました。社会では、勉強だけではわからないことも体験しましたが、学校でしか出来ないことと今、友人と話せることが
楽しく、家族にも助けられながら日々、頑張れる喜びで北高に来てよかったなと心から思います。これからも今以上にチャレンジ出来る私
になって行きたいです。卒業に向かって、自身に負けないよう頑張ります。
No.12
 私が北高等学校の通信制に入学しようと思ったのは、自分の中で今マイナスに考えている部分をプラスへ考えれる自分に、ここにくれ
ばなれるような気がしたからです。けしてマイナスへ考える事ではないと、あのころの自分がいたからこそ今があると、そう思うのです
が、今となって不登校であった自分をマイナスへ考えてしまう自分がいます。あのころの自分を否定して、生きていきたくない。そう思い
入学を決意しました。心の中の穴や傷を埋めるのではなく、開いている穴は穴として、できた傷は傷として、受け止めていける自分にな
れたらと思います。
No.11

 『勉強は嫌いだけど学校は好き』という気持ちは、小・中・高校に通っていた時、中退した時、北高に面接に行った時も私の中では変わ
らなかった。学校は約束しなくても友達に会えるし、いろんな人がいるから面白い事ばかりで行事も楽しい。眠い授業がなければ。けれ
どこれからその考えは大きく変わると思う。
 今年の三月に資格取得の本を見て、以前から取りたかった資格を取るには、当たり前かもしれないけど高校卒業、という資格がいる事
を知った。そしてそのためには嫌いな勉強をしなければならない、それも初めてのやり方で。そう思った時、好き・嫌いじゃなくて、北高に
慣れ、学習し、単位を取って、卒業の資格を得る事が、目標に向かうための目標、必然なんだと思った。そのためには私は、何十分も煙
草が吸えない事を、朝が早い事を、何より勉強を、頑張って努力して学んで、乗り越えていこうと思う。制服がないのは残念だけど。

No.10

 私は、3年の途中で学校を辞めました。辞める時は周囲の人からすごく反対されました。両親に辞めたいと言った時、母の方は意外に
すんなり聞き入れてくれたのですが、父親の方にはまったく聞き入れてもらえず、喧嘩をするばっかりでした。そしてそれが嫌で家を出て
1人で暮らし始めました。学校を辞めた事に、その時後悔は全くなく、これで良かったのだと思っていました。そして仕事を始め沢山の人
に出会い、色々な事を学び充実した日々を送ってきました。自分は前に進んでいるんだと思っていたのですが、その先には何があるの
だろうかと思った時、何もなくただ今の生活の繰り返しの様な気がし、何か夢を持ち、それに向かい進みたいと思い出しました。もう一
度、学校に行きたい、と思うようになったのですが仕事をしていないと生活していけないという状況に妥協してきました。親に今さら頼るこ
ともできないし、学校へまた行きたいとも言えず、初めて辞めた事に後悔するようになりました。そして20才になった時、内緒で学校へ行
こうと思い計画していたのですが、仕事をやめるわけにはいかないという問題があり困っていたのですが、仕事先の方に北高校の通信
制を教えてもらい、仕事をしながらでも行けるというシステムを知り受けようと思いました。
 そして北高校に入学することができました。最近、あんなに学校を辞めるので喧嘩していた父親が亡くなりました。一番最初に教えて
あげたかったです。親の言う事は自分の為なんだなあっと今になって勉強することができました。一つ一つが勉強です。卒業するまで
に、この北高校で沢山の事を学び吸収していきたいです。

No.9
 ぼくが北高校を選んだのは、高校中退者の自分にとって、やり直しをするのに適していたからです。前に通っていた高校の取得単位を
そのまま活かす事のできる点や、仕事やアルバイトをしながら勉強するのに丁度いいと思ったからです。入学式も終わり、これからリポ
ートや授業をがんばっていきたいと思っているので、一年間やり通してやるという気持ちもいっぱいです。不安がないというのはうそにな
りますが、先生方や、一緒にがんばる仲間たちに助けられながら、精一杯やっていきたいと思います。卒業した後の事はまだ迷っている
のですが、この一年間の内に夢ややりたいことを見つけて行きたいと決意して、北高に通っていきたいです。
No.8
 私が北高校の通信に通おうと思った訳は、頑張れば早く卒業できるからです。子供のいる私には自宅で学習できる通信教育がとても
ありがたく思います。教科書を開き、勉強することがとても新鮮で、ペンが進むのが早いです。家庭での勉強は容易ではありませんが、
私は懐かしさに浸りながら、楽しんで学習しています。スクーリングにも積極的に参加して、早く卒業したいと思います。
No.7
 通信制に変わって最初の入学式…見慣れた体育館だったけど入ると今までに感じた事のない、雰囲気の体育館だった。新入生が、
自分の思っていたよりも多かった事にびっくりし、それと同時にこんな沢山の人の中で自分は上手く学校生活を送っていけるのかちょっと
不安になった。でもそれも、隣に座っていた女の子が話しかけてきてくれた事・在校生の優しい言葉・先生達の励ましの言葉で、少しず
つ消えていった様に思いました。この通信制に、早く慣れて毎日を有意義に過ごすことがこれからの学生生活の目標です。
No.6
 私は迷いました。今でもまだ迷っています。以前から、この世の中でやり残した事がある、勉強したい、どうしてもやりたいと、三年間は
迷いました。きっかけと言いますと、川渕日出子さんの「68歳。ゼロから始めた高校数学」に出逢ったのです。ああこれだ。誰でもやれば
出来るんだ。人がやれるんだから、私もやれると思いました。
 今年思い切って入学しましたが、通信制の大変さを身を似て体験しております。年齢的にも体力的にも大変ですが、やればどうにでも
やれる。いつもそう思って自分を励ましております。何もかも目新しい事ばかりで、とどまったり、リポートにしても辞書とか辞典を引っ張り
出して時間の経つのも忘れてしまいます。今まで時間を無駄にしていたのですね。テストの前には何十年ぶりに一生懸命やりました。あ
んなに勉強する私って、すごいなあと思いました。終わってホッとした反面、ああ、あそこも間違っていた、あれも解けなかった、と後悔ば
かりです。私はやる気持ちは十分ですが、気合いだけはどうにもなりません。特に英語、数学を重点において、「数が苦」が「数楽」となり
ますよう、頑張っていきたいと思います。
No.5
 私は、学校があまり好きじゃなかったので中学を卒業したら、高校へ行かずに働こうと思っていました。でも、就職するのにも、何かの
資格を取るのにも、高校を卒業していないと、なかなか難しいと、母が言っていたので、北高校の通信制に入学しました。通信制は、単
位制なので最初は不安だったけれど、学校へ通ううちに単位制のしくみも分かってきました。友達も何人かできて、中学まで学校が苦手
だったけれども、北高に入学して学校が楽しくなってきました。私は将来、どんな仕事に就きたいか分からないので北高に行きながら自
分のしたいことを見つけたいと思います。
No.4

 私は去年の9月まで○○高校にいました。一身上の都合で学校をやめ、もうその時、北高校の通信制の話しを先生としていました。な
ぜかというと、自分には美容師になるという夢があり、そのために高校の卒業資格が必要なので、北高校の通信制ならバイトをしながら
勉強できるし、私にぴったりだと思い、北高校の通信制の受験を決意しました。
 いざ入ってみると、最初に思った事はあきらかに普通の高校とは違う事が分かりました。それは、「スクーリング」や「リポート」があるこ
とです。分からない事だらけで、最初はすごくとまどっていたけれど、今は少しだが学校に慣れてきた気がします。友達も出来て、スクー
リングに行くのが楽しくなりました。卒業後の進路は、まず高知理美容専門学校の通信制に行きながら、美容院で働く予定です。少し夢
が遠回りになったけれども、頑張ってかなえてみせます。だから北高校通信制を2年で卒業できるように、大変だけども頑張りたいと思い
ます。

No.3

 僕は、この学校に入学してから今年で三年目になります。僕は中学校の頃、どこの高校を受けようかと悩んでいました。そんな時、両
親から通信制を受けてみたらどうかと言われ、あまり深くも考えずに入学しました。入学してみると、他の高校とは相当違っているよう
で、初めはとてもとまどいました。ここでは、自学自習が中心であるので特にリポート提出が大変でした。僕は心配症なのでリポートを充
分勉強していないのに提出期限に遅れてはいけないと思い、早めに提出しまい、よく再提出をくらうことがありました。そんな時は落ち込
んでしまうこともありました。しかし、一年、また一年と学校生活を送っているうちに、深い話のできる友人もでき、文化祭や球技大会など
思いっきり学校生活を楽しめるようになっていました。今年がんばれば卒業できるかもしれません。
 今、僕は、少し気が弱く内気だった僕がこの学校で過ごすうちに、物事に前向きに積極的に取り組めるようになったからです。もう、三
年前の僕ではありません。少しだけかもしれませんが、前とは違う強い自分を意識できるようになりました。進路はまだ決まっていませ
ん。しかし、通信制で学校生活に一生懸命がんばれたことを自分の自信の一つとして、今後の自分の進路決定にも積極的に取り組んで
いきたいと思います。先生方や助けてくれた友人達に感謝の気持ちでいっぱいです。三年間、本当にありがとう。

No.2

 私には小学校からなりたかった職業がありました。その夢を叶える為に、この北高校に昨年入学しました。今現在、理容師という仕事
をしていますが、保育士になりたいという夢を諦める事ができず、決心を固めました。周囲の友達にも、「諦めずにがんばれ」と応援もして
もらい、そして両親にも応援してもらっています。今の仕事も楽しいけれど、やはり後悔はしています。理容師になることも夢であったけ
ど、あの時に取り組んでいたら・・・でも今だからこそ、理容師をやめてでも叶えようと頑張れるんだと私は感じています。週に一回の学校
ですが、仕事もして、学校へも行って、そしてレポート・・・夜も遅く、それから勉強なので思ったよりもハードでした。
 中学校を卒業して十年。私が高校へ行かずに就職したのは、手に職をつけるためと、中学校を卒業するまで行っていた理容室のおじさ
んが、すごく気持ちのいいシャンプーをしてくれたのがきっかけでした。高校へ入るまでの間、勉強も何もしなかったので、取り戻すのに
大変でした。友達に教えてもらいながら、なんとか一年を終える事ができました。自分自身が一杯一杯なんですが、それがすごく充実し
ています。今だからこそこんなに勉強が楽しいと思えるのです。学生の時は、本当に勉強が嫌いでした。北高校に通いだして友達もで
き、色々と助けてくれるので学校へ行くのがすごく楽しいです。元々は、高卒の資格がほしくてあまい考えを持って、通信制を希望しまし
た。でも実際はそんなにあまいものではなかったのです。とりあえず勉強したら卒業できるから保育士になれる、という考えが自分の中
にはありました。入学してハードなことに気づき、資格を取るのがどれだけ大変なのかわかってきました。北高校に通いだして勉強ばか
りですが、北高校を卒業しても、私には更なる勉強が待っています。入学する前から自分の人生計画をたてました。でも予定通りに行く
とは限りません。病気をしたりしたら、その分が延びることになります。今では健康管理等もしっかり行っています。北高校を卒業すると
同時に理容師をやめて、保育所関係の職場を探し、そこで二年間勉強して、そして通信で保育関連の勉強をしていきます。それで国家
試験が受けれる訳です。どう考えて大変な事だとわかっていますが、自分が選んだ道なので、なんとしても保育士の資格を取りたいで
す。すごく遅い決断なのですが、もし、中学卒業して高校へ行っていたとしても、途中で断念していたと思います。そこまで一生懸命取り
組んでなかったと自分で思います。普通に考えたら、二十二、三才で保育士になっているものだと思いますが、遅くなっているのは自分
の中の思いが強くなっているという事と、あせりがあるからです。あせっても月日が伸びるものではないので、コツコツと一つずつやって
いこうと考えています。
 自分の進む道を決めて行動に移した事を、自分でもびっくりするほどです。いつもは有言不実行に終わっていた私なのですが、もう動い
ているので夢を叶え、今よりももっと充実した人生を歩めたらと思います。高校生活で学んだ事、今の職場で学んだ事を次のステップへ
活かせれるようにしていきたいと思います。経験をつめばつむほど、色々な考えが生まれると思うので、いろんな事にチャレンジするとい
う事を自分自身が忘れないように取り組んでいこうと思います。

No.1

 私は高知に来て二年になります。東京から主人の転勤で来ましたが、友達や親と離れて淋しく毎日不安だらけで過ごしていました。そ
んな中、二人目の子供ができ、出産。そこでお世話になった産院で過ごすうちに、かつて看護師になりたかったという気持ちが再びわい
てきて、もしかしたら今からでも間に合うのではないかと思い、退院後すぐに本屋に走り、今の北高を知る事になりました。以前定時制に
通っていましたが、通信のシステムを全く知らずに、二人の子供をかかえて出来るのが本当に迷いました。思いきって主人に相談する
と、快く了解してもらえたので通う事を決めました。体はとてもしんどかったけど、「なりたい」という夢と子供を見てくれている人の事を思う
と、今やらなければという気持ちになりました。
 何年かぶりの授業、やはり目指すものがあると授業も楽しく、自然と席も一番前で受けるようになりました。最初の一年は空いた時間
や昼休みにはすぐに家に戻り、食事や子供の世話で目まぐるしいものでした。時には子供を連れて授業に出ることもありました。今年に
なってからはアルバイトを始め、子供は保育園に入り、少し余裕が出来たので、友達と話したり、大会に向けてバトミントンの練習をした
りと毎日充実しています。時には子供の病気なので予定通りに行けなかったりで辛い時もありますが、担任の先生をはじめ、色々な先
生方にもアドバイスをもらったりして、今はこの学校に入れて本当に良かったと思います。看護学校へ行くのに三年間の通信生活です
が、残りあと一年、家族の為、そして自分の将来の為に目標に向かっていきたいです。

 
 

高知県立高知北高等学校通信制課程

Copyright (C) 2004- KOCHI KITA HIGH SCHOOL. All Rights Reserved.