校長あいさつ

 日高特別支援学校高知しんほんまち分校は、「生徒一人一人の自ら考え、判断し、主体的に行動できる力を伸ばし、自立と社会参加を目指す。」を教育目標に掲げ、都市型の就労に向けた職業教育を行う中学部及び高等部が設置された学校として、令和4年4月に開校しました。

 

  本校では、生徒の障害の実態に応じた基礎的な職業教育に取り組み、将来の自立や社会参加に必要な力を幅広く身に付け、任された仕事を正確に遂行できる力の育成に取り組んでいきます。

  本校の特色ある取組としては、高知市の中央部に近いという立地条件を生かし、学校内での校内作業と事業所での校外実習(近隣の施設やオフィス、量販店等における作業など)を取り入れた職業教育システムであるデュアルシステムを導入した教育活動を行っていきます。生徒一人一人の能力や適性を最大限に引き出し、高等部卒業後は、企業就労から福祉就労まで幅広い就労先を目指せる生徒を育成していきます。

 また、近年、これまでのICT機器の整備に加え、国の「GIGAスクール構想」に基づき、児童生徒一人一人がタブレット端末を活用して学習ができる環境が整えられており、今後、これらのICT機器を効果的に活用していくことで、「主体的・対話的で深い学び」を探究していくことも責務であると受け止め、これからも全力で教育活動に取り組んでまいります。

 

 本校の教育活動に対しまして、皆さま方のご理解と温かいご支援、ご協力をよろしくお願い申し上げます。

 

   令和5年4月1日 

                           日高特別支援学校長  松田 真一