校内研究 学校行事

校内研究

研究全体構想

研究の全体概要

1 学校の目標と教育テーマ

われら 地球っ子!みんなちがって みんないい
「学び合う子を育てる」

2 テーマ設定の理由

 本校は平成11年度以来、総合的な学習を柱として教育実践を進めてきている。そして平成17年度からは、これまで積み上げてきた成果を踏まえながら、「伸びよう すばらしい仲間とともに 〜楽しく学び合う〜」という研究主題」のもと各自の得意分野や課題意識に従って、取り組むことができだしている。
 しかしながら、子どもたちを巡る今日の状況を観たとき、なんとしても、自分を大切に思い、人の立場に立って物事を考え、一人ひとりの違いを違いとして尊重しながら、多くの人と協力し合って物事を切り拓いていくことのできる「心を育てたい」。また、その力を育みたいという願いが、昨年度までの教育実践を総括する中で教職員の想いの底流にあった。
 そこで、心を育てるためには学校生活のなかでどういうことを取り組んだらいいかを考えたとき、いろいろな場面で子どもたちが聞き合う伝え合う活動を大切にし、その中で子どもたちがしっかりとかかわり合い、お互いの想いに共感しながら、思いやり認め合う事のできる子どもを育てていくことが、心を育てることにもつながると考えた。
 そして、それぞれの領域で「学び合う授業」・「豊かな人権感覚」・「楽しい集団活動」・「安心安全な学校生活」の実践を取り組んでいくことで研究テーマである学び合う子を育てていきたい。

3 研究仮説

 それぞれの子どもの個性を尊重しながら子どもたちが認め合い、支え合うことができるようになれば、「学び合う力」を育むことができる。そのような「学び合い」ができれば、お互いを理解し、他の人の立場に立って物事を考え行動できる人権感覚豊かな21世紀を生きる「われら地球っ子!」となるであろう。

4 研究の柱

  • 仮説を実証するために、「聴き合い伝え合う力」を基本にした「学び合い」を実現する。
  • 「楽しい集団活動」そして、「豊かな人権感覚」の育成、「安心・安全な学校生活」への取り組みなどからも切り込んでいく。
  • 読むことや聴くこと等の「自分の想いや考えを深める(input)」についても、「聴き合い伝え合う力」の基盤として重視し取り組む。
  • 確かな基礎基本の定着が保証される「学び」の実践。
  • 豊かな人権感覚を、自他を尊重し合う「学び合い」から育む。

5 校内研究体制

6 研究推進の概要

 学校生活の全領域で「学び合う力を育てる」ことを通じて「心を育て」、自他の人権を大切にする「心豊かな児童」「すこやかな心」の育成を目指す。そのことが、地球市民として21世紀をたくましく生きる「地球っ子」の誕生となる。
具体的には、研究課題を以下のように取り組んでいく。
  • 学び合う授業の取り組み(研究部)
  • 豊かな人権感覚を育てる取り組み(人権教育部)
  • 楽しい集団活動の取り組み(特別活動部)
  • 安心・安全な学校生活の取り組み(生活指導部)
  • 研究テーマ「学び合う子を育てる」に関わる個人研究(個人)