
平成19年度 授業改善プロジェクトの様式ダウンロード
英語教員指導力向上研修は、文部科学省が平成15年3月に公表した「『英語が使える日本人』の育成のための行動計画」に基づき、英語教員の指導力向上のために、平成15年度〜平成19年度に全国で実施されるものです。高知県では高知県教育センターが主管となり、5年間で中高全ての英語教員約400名が受講することになっています。
1 研修のねらい
高知県では、本研修の目的を次のように定めました。
研修の目的
21世紀を生きる子どもたちに英語を用いた実践的コミュニケーション能力を身に付けさせるため必要な教授力を高めると
もに教員自身の英語運用能力の向上を目指し本県生徒の英語学力向上に資することを目的として平成15年度から5ヵ年計画で,高知県内の公立中学校及び県立学校の全英語教員に対し,集中的な研修を実施する。
英語教員指導力向上研修(平成15年度〜平成19年度)実施要項(高知県教育センター)より |
具体的なねらいとして、次の3点をおいています。
・英語コミュニケーション能力の向上(現状の把握と実践的コミュニケーション能力の向上)
・英語教育における指導力の向上(授業実践力と教科教育の専門性の向上)
・自己研修能力の育成とOJTの定着(アクションリサーチによる授業改善の手法の習得)
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そのうち授業実践力の向上と自己研修能力の育成のために、参加者全員がアクションリサーチを活用した「授業改善プロジェクト(
概念図)」に取り組むことになっています。
アクションリサーチとは?
「教師が授業を進めながら,生徒や同僚の力も借りて,自分の授業への省察とそれに基づく実践
を繰り返すことによって,次第に授業を改善していく授業研究」
(佐野正之著『アクション・リサーチのすすめ』大修館書店) |
2 期待される成果
本研修が終了する平成19年までには、「目指す英語教師像」(後述)を行動規範とした、意欲あふれる英語教員による、全く新しい英語の授業が県内各地で展開されようになることを目指しています。
そして、そのような授業の中で、21世紀に生きる子どもたちに必要な英語の実践的コミュニケーション能力を、確実に育てていきます。
また、この研修における授業改善プロジェクトの成果は、本県で実施している授業評価システムの再構築や今後重要性を増すであろう教員のFD(Faculty
Development,自己能力開発)の進め方についても、貴重な示唆を与えることが期待されています。
3 授業改善プロジェクトの達成目標 「目指す英語教師像」
[目指す英語教師像]
良質の英語を使った授業を展開することができ(REAL English Teacher)、 省察によって授業を改善する方法を身につけ(reflective
practitioner)、 新しい英語教育の創造に自ら積極的にコミットする英語教員
(self-directed teacher)
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各年の研修の成果を評価するために、具体的な
達成目標(目指す英語教師像と研修評価の観点)を定めています。
4 授業改善プロジェクトの概要

5 研修内容(PDF)
授業改善プロジェクトの様子(2003.6.4オリエンテーションにて)

平成15年度(中央地区)
実施要項 全日程 自己評価のまとめと今後の課題

平成16年度(東部地区)
実施要項 全日程 事前課題 自己評価のまとめと今後の課題

平成17年度(西部地区)
実施要項 全日程 事前課題 自己評価のまとめと今後の課題

平成18年度
実施要項 全日程 事前課題 Self-Asessment Grid 自己評価のまとめと今後の課題

平成19年度
実施要項
6 研修報告書(PDF) 報告書を読む