あいさつ

 


この度、会長職を拝命いたしました大塚剛弘と申します。微力ではございますが、今後の当連盟の発展のために尽くしてまいりたいと存じます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
 昨年度は、10月29日に高知市立十津小学校を会場として第59回中・四国小学校体育研究大会(兼第35回高知県小学校体育研究大会)を無事に開催することができました。当日は、新型コロナウイルス感染症対策として規模を縮小して行いましたが、県内外から来られた多数の先生方に、本県がめざす体育授業をご覧いただくことができ、たいへん有意義な研究大会になりました。ご参加いただきました先生方、また、役員として運営にご尽力いただきました先生方に厚く御礼を申し上げます。
 さて、この大きな研究大会を成し遂げた今年度は、各支部とも、これまで放出してきたエネルギーを充電する期間になろうかと思います。しかしながら、目の前には体育の授業を楽しみにしている子供たちの姿があり、私たちの歩みを止めるわけにはまいりません。各支部が積み上げてきた研究の成果と課題を改めて見直し、成果の部分は引き続き今年度の体育授業に生かすとともに、また課題についてはその原因を洗い出して改善を進めていく必要があります。
 今年度は、現行の学習指導要領が全面実施されて3年目となります。昨年度の研究大会において、子供たちに3つの資質・能力を育むための授業改善のイメージは、大きく膨らんだことと思います。今年度は、先生方一人一人の知恵を出し合いながら、当連盟の新たな研究の方向性を見出していただければと思っております。
 それとともに、当連盟は現在、教員の業務の多忙化や教員の年齢構成の地域格差、児童数減に伴う学校の統廃合等により、支部によっては部員が十分に確保できず、運営に支障をきたしている現状があります。よって、今年度は、研究の推進と同時に、組織の改編や新規部員の確保にも力を入れてまいりたいと思います。
 最後に、当連盟は、部員の皆さん一人一人の熱い思いや志によって支えられております。今後とも、運動好きな高知の子供たちが益々増えていくように、お力添えいただきますようよろしくお願い申し上げます。



高知県小学校体育連盟 会長 大塚 剛弘