特色

【西土佐分校の歩み】
　本校は昭和２６年（１９５１年）、高知県立中村高等学校津大分校昼間定時制として設立され、昭和３３年に津大・江川崎の両村合併により西土佐分校と改称、昭和４０年に全日制となり、現在に至っています。

◇地域外からの生徒に対する十分な受け入れ態勢◇
　１学年１学級の小規模校で、現在の生徒は殆ど地元から通学していますが、遠隔地からの入学者のための寄宿舎「青葉寮」や「津野川若者住宅（四万十市維持管理）」があります。そして、本校は平成９年度から県外生受入体制を整え、広く全国から生徒を募集しています。

◇自主性が育つ温かな環境◇
　本校の特色として、「自由な校風」がありますが、「自由」は「責任」と「誇り」、そして「信頼関係」に裏づけされてこそ実を結ぶものです。本校の教職員と生徒、生徒同士の人間関係のなごやかさの源はここにあります。
　この校風は「自主独立」の精神ともつながっており、豊かな人間関係ともあいまって、他校にないような活気を生み出しています。

◇一人ひとりに合わせた支援◇
　進路の多様性、生徒の習熟度に対応できるようカリキュラムを編成し、進路補習、各種資格取得などへ積極的に取り組んでいます。さらに、小規模校の利点を生かし、全ての教育活動に対して生徒一人ひとりにきめ細かな指導で支援を行い、夢の実現につなげています。
※在校生がチャレンジ中の検定
・実用英語技能検定、実用数学技能検定、日本漢字能力検定、ニュース時事能力検定試験

◇地域とともにある学校◇
　生徒会活動として、平成２４年度に、チーム「ＮＧＫ（西土佐グリーンキーパーズ）」を生徒会を中心に結成、主に地域と協力しての清掃活動を行っています。また、ボランテイア隊ラポールが、地域の保・小・中学校や福祉施設等と連携して活動し、地域活性化の核として分校の存在価値を高めるなど、地域から信頼される学校となっています。
　資格取得講座の一つである「介護職員初任者研修課程」を地域へ開放し、地域の方も受講生として公募し、平成３１・令和２年度の２年間計画で講座を開設しています。
　平成３０年度から地域協働学習（発掘・発展にしとさ）が始まり、全校生徒が３つのグループ（農業、商業、福祉）に分かれ、地域と連携した体験学習に取り組んでいます。 

◇地域から応援される部活動◇
　部活動では、日本最後の清流である四万十川を練習場としているカヌー部が活躍しています、少数精鋭ながら令和元年度までに、インターハイに7年連続、国体に3年連続出場し、現在も全国で入賞をねらえる強豪校となっています。