ごあいさつ

 本校は高知市から西へ約30Kmに位置する須崎市に立地しています。近くには新荘川が流れており、現在では幻の生物である「にほんかわうそ」の生息地としても知られています。海、山、川の自然に恵まれた風光明媚な土地柄です。

 本校は昭和21年、高吾地区の教育を担うぺく、須崎中学校・高等女学校として開校しました。昭和23年の学制改革により県立高等学校(普通科・商業科)となり、「協同親和」「自主自律」「究理創造」の校訓のもと、素晴らしい伝統や校風を築き、着実な進歩を遂げています。

 平成14年には総合学科へ改編、平成20年には久礼分校の閉校など、その歴史は創立72年を迎えています。さらに平成31年4月には、須崎工業高校と再編統合することが決定し、普通科3クラスと工業科3クラスを設置する新しい学校「須崎総合高等学校」が誕生します。両校の歴史や伝統を引き継ぎ、活気に満ちた学校にしたいと思います。

 今後も高吾地区の中核牧として、知・徳・体のバランスのとれた生徒の育成に努めるとともに、郷土愛や愛校心に溢れ、心豊かな人間の育成を目標とし、取り組みを進めてまいります。

 また、過去には津波による大きな被害を被った地域にあることから、須崎市や地域の方々とともに防災・減災教育にも積極的に取り租んでいます。
  これからも地域の期待に応えられるよう、諸先輩たちが長い年月をかけて築き上げてきた歴史と伝統を継承し、さらに前進してまいります。

校長 藤田勇人