校長挨拶(令和3年度)
高知県立高知国際高等学校 校長 森本 民之助
ようこそ高知県立高知国際高等学校のホームページにお越しくださいました。 高知国際高等学校は、令和3年4月に開校しました。
多様な文化の理解と尊重の精神を通じて地域や国際社会の発展に貢献する、心豊かでたくましく生き抜く人材を育成します。
本校はグローバル教育を中心に考え、自ら課題を発見し判断する探究型学習や、高い英語運用能力を養う教育活動を行います。そして、多様な文化の理解と尊重の精神を通じて、よりよい平和な世界を築くことに貢献する、探究心、知識、思いやりに富んだ若者を育てます。「舞台は、地球。」を合言葉に、共感する心と積極的に学び続ける態度で、思考力、コミュニケーション力、リサーチ力、自己管理力、社会性等を身に付けます。
学ぶことは楽しいこと。学んだことを誰かのために使えることは、喜びにあふれた幸せなこと。人として生きることの根源的な喜びです。学ぶということは、人生を意味のある豊かなものにします。
よりよい世界の創造を疑わず、社会を生きる一人として責任を果たしながら、異なる価値観の文化を尊重し、ともに力をあわせて幸せに暮らし、人生を豊かにできるよう、生きる力を育みます。それには学び、考え、行うことの基本を身に付けることが大切です。学んだことが、考えや行いにうまく結びつく多くの経験を高校時代にしておけば、将来、ものごとを深く知り、人や組織や社会のことを思い、正しく行動することができるようになるはずです。本校には、自分で考え自分から進んで行う機会が多くあります。その機会をうまく捉えて積極的にかかわることで、自らの成長を促します。
まずは、一人ひとりが自分の手の届くところで一生懸命になれることを見つけます。
それぞれの行っていることは小さくても、それを続けることが自分の心を磨きます。心を磨くと、考え方や世の中の見え方が広がっていきます。自分のために行っていることから、だんだん人のために何かを行うことは尊いもの、また、まわりの幸せのために行うことが実は自分の幸せにつながること、と気づきます。一隅を照らす、お互いに尊重しあう、そして、人のことや世の中のことを自分のことのように考えることができる、そんな人が育つ学校でありたいと思っています。
人と人とが、よりよい関係をつくるには、まず、自分と向き合い、自分の価値を疑わず、自分を信じることができること。
一人で解決できることには限りがあることを知り、仲間と一緒に解決しようと思うこと。人が成長するとき、何かに挑もうとするときには、信頼する人が側にいて見守ってくれる、それだけで勇気をもって踏み出す心の支えとなるものです。側にいて、一緒にいて、Stand
by meその言葉を素直に言えることは決して弱くありません。新しい学校での生活には不安もあるでしょうが、それにまさるワクワク感やドキドキ感があります。決して焦らず、自然体で、一歩一歩確実に共に歩みましょう。その先には素晴らしい未来があります。
高知国際高等学校は、いきいきと学校生活を送り、新しい時代を創造する志が芽生える学校です。