放射線の正体とリスク~高知工科大学連携教育事業(ブルーバード)における訪問教育

令和元年11月12日(火)5・6限目に、嶺北高校2B・3Bの生徒を対象に、高知工科大学の百田佐多生准教授による訪問教育が行われました。テーマは「不思議な存在である放射線の性質や生活との関わり、危険性について実験を交えて考えてみよう。」というものでした。

最初に「放射能と放射線はどう違うのか」など基本的な講義を受け、その後実験を行いました。放射線量を測定する機械を用いて、現在授業を受けている教室ではどの程度の放射線が測定できるか調べました。この実験では、私たちは自然放射線(大気からの放射線・食べ物からの放射線など)によって日々放射線を浴びていることを実感しました。また、2つ目の実験では放射線の透過力について調べるために、レーザー光線とγ線(放射線の1種)をそれぞれ紙に照射し何枚まで透過できるのかという実験や、木片・鉛などの金属片・人体(先生の手)についてはどうか実験しました。

放射能汚染などの危険性がある一方で、放射線は品種改良や電子機器の小型化に大きく関わっているなど身近な生活に大きく関わりがあることを学び、今後どのように放射線と向き合っていくべきか考えていかなくてはいけないと気づかされました。

百田先生、ありがとうございました。