役 職 | 名 前 |
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学 校 長 | 国見 佳延 |
教 頭 | 三谷 裕之 |
教務主任 | 影山 須賀 |
研究主任 | 玉野井 英二 |
人権教育主任 | 新田 修久 |
特活教育主任 | 大谷 奈々 |
保健主事 | 時久 祥香 |
生徒指導主事 | 新田 修久 |
進路指導主事 | 田村 元気 |
本校区は、四国三大河川の一つである仁淀川の河口と黒潮踊る太平洋に面した土佐市新居地区と宇佐地区の二地区からなっている。気候は温暖で豊かな自然に恵まれた地域にあり、その上、歴史も古く、漁業、海運、農業の中心的地域として古くより郷土史に記されている。
新居地区では、仁淀川河口の肥沃な土地を利用してハウス園芸が盛んに行なわれており、その品質の良さについては県内外に定評がある。一方、宇佐地区は、その漁労技術の高さは広く全国に知られており、昭和20〜30年代にかけては、本校卒業生の大半が漁業従事者となっていたため、授業の一環で校庭での鰹の一本釣り模擬練習が行なわれていた歴史もあり、それが本校実習船「潮風丸」を使った独自の教育課程「水産授業(3年)」に発展してきた。しかし、近年では農業・漁業を中心としてきた地区民の生活も、市街地への就職者が増加し、兼業農家の増加や漁業から海運業等への転職など、徐々に都市近郊型生活に変化してきていることもあり、水産授業は現在では行っていない。
このような状況の中で、3年次には地域における職場体験学習を、さらに生徒会活動の一環として、地域のボランティア清掃を実施するなど、より多くの地域の人々とのふれあいを通して地域を知るための学習を行っている。また、先の2011(平成23)年3月11日に発生した東日本大震災も含めた過去の地震・津波災害を教訓とし、遠くない時期に発生することが想定されている南海大地震等に対する防災や減災教育を推進しているところである。
本校の生徒の多くは素朴で明るく、活発にのびのびと学校生活を送っている。本校の教育目標である「知・徳・体の調和のとれた生徒の育成」の具現化を目指すことで、家庭や地域と一体となった教育環境の醸成に取り組んでいる。[平成25年度土佐市教育委員会指定研究発表会「研究集録」より転載]